
「お金の悩みを誰に相談すべきか?」は非常に難しく、答えが一つではありません。
結論として
1,有料でも専門性の高いFPなどの相談するのも選択の一つ
それで家計が改善され数十万円、数年に渡れば数百万円の改善につながればコスパが良い。但し、注意点あり。
2,何を相談したいか、明確になっているかの事前準備が必要。漠然と「お金の不安」で何も状況を説明する資料がないと相談しても回答が漠然となりえるものが少ない。
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先ずは信頼性・中立性・親身さ・実行力の観点から、それぞれの相談先の特徴と注意点を整理しました。
目次
✅ お金の相談先・6タイプの比較表
| 相談先 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 親・友人 | 信頼関係がある/実体験に基づく助言 | 専門性に欠ける/主観が混ざる/価値観が古いことも | 気軽に悩みを共有したい人 |
| SNS・YouTube等の発信者 | 情報量が豊富/実例が多い/無料で学べる | あくまで一般論/あなたの状況に合うとは限らない/誇張も多い | 情報の取捨選択ができる人 |
| 無料FP相談(民間) | 面談で状況に応じたアドバイスが受けられる/初回無料が多い | 提案の裏に「商品販売目的」がある場合も/中立性にバラツキ | 保険や資産形成の見直しを検討中の人 |
| 保険ショップ系窓口 | 生命保険・医療保険の見直しに特化/FP資格者が多い | 商品ありきの提案になりがち/不要な契約を押されることも | 現在保険加入中で見直しを考えている人 |
| 地方自治体・消費生活センター・公的FP相談 | 完全中立/営利目的なし/無料 | 相談時間が短い/継続的サポートには不向き/やや事務的 | まず中立な意見を聞きたい人 |
| 独立系FP(有料相談) | 中立性が高く、継続的に伴走してくれる/資産形成・節税・相続など幅広く対応 | 相談料が5,000〜2万円程度必要/相性の確認が必要 | 本気でお金を整えたい人・自分に合った計画を作りたい人 |
✅ タイプ別おすすめ相談先
あなたが下記のような考えや思いでした、以下の相談先が適しています。
◆「何となく不安だけど、まだ行動できてない」
→ 地方自治体の無料相談 or 公的FP(完全中立)
◆「保険や投資を見直したいけど、押し売りが怖い」
→ 初回は無料FPに会って“話の流れ”を見る+録音やメモ推奨
◆「本気で自分の家計改善をしたい」
→ 有料でも独立系FP(中立性重視)に数回相談して設計図を作る
🔍 相談時に注意すべきチェックポイント
- 「相談無料」=中立とは限らない(裏に商品販売あり)
- 質問に対し、こちらの話をよく聴かずに商品を推す人は避ける
- 必ず「比較表」や「根拠資料」を出してくれるか確認
- 一度の相談で契約を決めない(持ち帰って検討が基本)
「お金の主治医」を持つという考え方
身体にかかりつけ医がいるように、家計にも“主治医(中立系FP)”を持つ時代です。
1回1万円〜の相談で、数十万〜数百万の改善が図れることも多く、コスパは悪くありません。
「信頼できる中立FPの探し方」と、初回面談時に迷わないようにする「相談前に準備すべきリスト」**をお伝えします。
お金の不安があっても行動できない人が6割超!その理由と行動に移せた人がやったこと
✅ 信頼できる中立FPの探し方【5つのチェックポイント】
| 項目 | チェック内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1. 報酬体系が「相談料のみ」か | ×商品販売で報酬を得る人は中立性に欠ける可能性 | 「相談料型FP」「独立系FP」と表記があるかを確認 |
| 2. 相談内容が広範か(投資・保険・住宅・教育費など) | 保険のみ→販売目的の場合も | 資産全体を俯瞰してくれるかがポイント |
| 3. FP資格だけでなく、実績や信頼性の情報があるか | 資格だけでは実力はわからない | SNSやブログ、口コミ、相談件数の確認 |
| 4. 1回のみの単発相談が可能か | 継続前提は慎重に判断 | 気軽に試せる単発相談がベター |
| 5. 提案内容に“なぜ”の説明があるか | 一方的でなく根拠を示してくれるか | 「数字で比較」「シミュレーション提示」があるFPは信頼可 |
🌐 探す方法例
- 独立系FP紹介サイト:
▶️「FP相談ねっと」や「マネーフォワードFP検索」など - 有料だけど中立:
▶️「家計の見直し相談センター」「LIFULL保険相談(中立FP選択可)」など - 自治体の無料FP相談(市役所・消費生活センター)もあり
📋 【重要】相談前に準備すべきリスト
- 収入と支出のざっくりメモ
- 手取り月収・ボーナス
- 家賃/住宅ローン/保険料/光熱費/食費など
- 金融資産の一覧(目安でOK)
- 貯金額、株・投資信託、保険の積立金など
- 保険契約内容(分かる範囲)
- 契約中の保険(種類・保障内容・毎月の支払い)
- 家族構成とライフイベント予定
- 子どもの年齢/教育進路希望/住宅購入希望など
- 相談したい内容の優先順位
- 老後資金を知りたい、保険の見直し、副業したいなど具体的に
💡ワンポイントアドバイス
最初は「ざっくり」で大丈夫です。
FPは「情報整理のプロ」でもあります。
出せる資料を用意し、「何に困っているか・何を知りたいか」だけ言語化しておけば、かなり有意義な相談になります。
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