
昨日に続き、メルカリのアルゴリズム変化にどう対応するかの話です。
以前であれば、販売したい価格に値下げ期間分や値引き分を上乗せして出品し、日々の値下げで購入者を待っていた戦略が主流でしたよね。
期間や値引き分は仕入れ値を考慮して個々の出品者によって違いはあったでしょう。
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その為に100円値下げして日々上位表示されるようにしていた。
ですが、アルゴリズムの変化により100円値下げしても必ずしも上位表示されなくなったとの声が多数上がっています。
その結果、売れなくなった。
これが現状多くのせどらーの悩みです。
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なぜ上位表示されないと売れないのか?
単純に見られないからと言えます。
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ですので、対策として直ぐに思いつくのが、商品題目の40字をより検索され易い文字を入れる事です。
欲しい商品を購入希望者がどのような文字を入れて検索するかを考えて仮説検証を繰り返すのです。
学校のテストのように明確な答えが出ないでしょうが、いいねや問い合わせが増えれば反応があると言えます。
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※メルカリの公式発表はありませんので、推測での話になります。情報をどう活かすかは個々の自己責任でお願い致します。
2025年メルカリのアルゴリズム変化で100円値下げは無意味?メルカリ出品者の生き残り戦略
購入者側にもメリット・デメリット
購入者側の視点で考える事も大事です。
購入者側のメリット・デメリットはあり、メルカリ事務局の狙い通りと言えるのでしょうか。
✅ 購入者側のメリット
- 無意味な小幅値下げの乱発が減り、出品者が適正価格で提供する傾向になった。
- 価格だけでなく、写真や説明文の更新が促され、より正確な情報を得やすくなった。
- アルゴリズムが「売れ筋・需要のある商品」を優先表示するため、検索結果で不要な在庫がズラズラと並ばず、探しやすくなった。
❗ 購入者側のデメリット
- 値下げ合戦が減少し、以前より「大幅値引きのチャンス」が少なくなった。
- 値下げ待ちをしても動かない商品が増え、購入タイミングを判断しにくくなった。
🔎 メルカリ事務局視点での評価
- メルカリは「良質な取引を継続的に提供するマーケットプレイス」を目指しており、売上を安定させるだけでなく、購入者満足度を上げ、リピーターを増やすことを最重要視しています。
- 小幅値下げを繰り返すだけで売る「せどり的手法」は、一時的な売上アップになっても購入者体験が単調になりやすい。そのため、アルゴリズムを見直して「いいね・閲覧など購入意欲を示すアクションを重視」する流れにシフトしたと見られます。
- メルカリとしては「値下げで売る」よりも「商品情報の質、購入者の関心、適正価格での取引」を優先する形に舵を切ったと考えられます。
購入者としては「見やすくなった」「探しやすくなった」メリットがある半面、「掘り出し物を値下げ待ちで買う」戦術は使いにくくなりました。
出品者としては従来の値下げ戦略の見直しが必須ですが、メルカリ運営としては「良い取引体験を増やす」意図があるため、この方向性は当面続くと思われます。
この流れで「どう立ち回るべきか」
この流れの中で売れ続けるためには、これまでの「小幅値下げで売り抜ける作戦」から、購入者とアルゴリズムの両方を意識した戦略に切り替える必要があります。
✅ 1. 値下げはメリハリをつけて通知効果を最大化
- 100円刻みは無駄打ちになりやすい。
- 値下げは5〜10%のまとまった金額で「一度で決める」方が反応が良い。
- いいねが一定数溜まったタイミングで値下げ通知を送るのがベスト。
✅ 2. 定期的に商品情報を更新して「鮮度」を維持
- 写真を撮り直す or 1枚追加する。
- 商品説明を少し書き換えるだけでも、検索結果上で「更新扱い」されて露出が増える。
- 出品日が古いものは説明文を改訂して、検索アルゴリズムに「新情報」と認識させる。
✅ 3. タイトル&キーワードを徹底的に見直す
- タイトル冒頭に「ブランド名・型番・特徴ワード」を必ず入れる。
- シーズンキーワード(「夏用」「薄手」「秋冬」「限定カラー」など)を入れ検索ヒット率を上げる。
✅ 4. いいねを活用して「狙い撃ち」
- いいねしている人には「いいねした人に値下げ」機能で個別通知ができる。
- 値下げ後、購入につながらない場合は再出品も視野に。
✅ 5. 検索順位のリセット目的で再出品を取り入れる
- 2〜4週間売れないものは、説明文を刷新して再出品する。
- 再出品する際はタイミングを分散させ、同日に大量出品しない。
✅ 6. 関心を持っている購入者を見極める
- コメントで具体的に質問してくる人は購入率が高い。
- 質問に即レスすることで購入意欲を逃さない。
✅ 7. 出品者プロフィールも更新する
- メルカリのアルゴリズムはプロフィール情報や取引評価も検索順位に影響する可能性があるため、内容を見直し「発送の早さ」などを明記して信用度をアピール。
🔎 総括
これからは「値段を動かす」だけでなく、「商品情報を新鮮に保つ」「検索に強いワードを入れる」「購入意欲を持った人を逃さない」など、多角的に購入者視点を意識した対策が必要です。
値引交渉への対応
これからは「最初から適正価格で出品」する戦略にシフトせざるを得ないところがあります。
ですが、メルカリ文化として「値下げ交渉」が根強いのも事実です。適正価格で出したのに、そこからさらに値下げを求められるケースは確実に出てきます。
こうした値下げ要求対策として考えられる戦略を紹介
✅ 商品説明に「値下げ交渉についての方針」を明記する
例:
「値下げ交渉はご遠慮ください。適正価格で出品しております。」
「大幅なお値下げは対応できかねます。」
と記載しておくと、相手も交渉しにくくなります。
✅ 値下げ交渉は基本断る姿勢を取る
- 無理な値下げには「申し訳ありません。こちらは最終価格での出品です」と毅然と返信。
- 一度応じると「さらに下がるのでは?」と無限ループになりやすいため、交渉に応じないルールを徹底する人が増えています。
✅ 代わりに「おまとめ割」を提案する
- 値下げ交渉を受け入れない代わりに「複数購入なら割引可能です」と説明して、客単価を上げる方向に誘導するのが効果的です。
- 実際にまとめて買ってくれる人は多くありませんが、値下げ交渉だけの人をシャットアウトするフィルターになります。
✅ 価格設定を「若干の交渉余地込み」にするか判断
- 「本当に値引きNG」であれば端数をきっちりに設定(例:5,000円)。
- 少しだけ交渉余地を作りたいなら端数を残す(例:5,280円 → 5,000円で応じる)など、価格の見せ方を工夫する。
✅ 5. 評価や過去の取引履歴を見て判断
- 評価数が1桁から50以下などの「購入経験が少ないアカウント」は、無理な交渉や大幅値引きを要求し取引トラブルになる可能性が高いため、リスクを見極めて対応。
- 評価数が多く取引態度が良い購入希望者には、柔軟に対応。
- 購入希望者によって対応を変えて行く必要もあります。
📌 ポイント
「値引き分を最初から乗せておく」作戦は、今のアルゴリズムや流れには合わなくなっています。
→ 適正価格で出し、値下げ交渉には基本応じず、「交渉しにくい雰囲気づくり」と「毅然とした対応」で購入希望者に誠実な出品者であることを伝える事が大切です。
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