
自動車保険には自賠と任意の2つあります。
自賠は車の購入時に強制的に加入義務がある保険です。
任意は文字通り「任意で保険会社を選び加入する」ものです。
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一般的に事故は10年に1回ぐらいしか発生しないからと任意に加入しない人がいます。
また、任意は非常に高いから入れないと誤解されている方もいます。
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ですが、テレビなどで報道されない接触事故は、決して少なくありません。
怪我がなく一安心でも、相手の車両を修理するのに数十万円かかるなんて事はザラにあります。
任意に加入していないと実費となりますし、煩わしい交渉も自分で行わなくてはなりません。
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代理店を通して加入する任意は費用が高いイメージがありますが、今の時代ネットで加入できます。
また、安く済ませたいなら自分の車への修理=車両を付帯しなければ良いのです。
任意は自分で「何をいくらに設定したいか」選べますので、予算に合わせて組むことができます。
自賠のように金額が決まっていません。
加入年数が増えれば等級が上がりますので、割引も受けられます。
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✅ 自賠責保険と任意保険の違い
| 項目 | 自賠責保険(強制) | 任意保険 |
|---|---|---|
| 加入義務 | 法律で全ての車両に加入義務あり | 任意(加入しなくても違法ではない) |
| 補償対象 | 対人賠償のみ(相手のケガ・死亡) | 対人・対物・車両・自損・人身傷害・ロードサービスなど多岐の中から自分で選択 |
| 補償上限 | 死亡:最大3,000万円/後遺障害:最大4,000万円など | 上限は契約内容による。自分で選択する |
| 自分の補償 | 一切なし | あり(自分の車やケガも補償対象にできる)安く済ませたいなら自分の車への補償を付けない選択も可能 |
| 保険料 | 固定・比較的安価(年1〜2万円程度) | 車種・年齢・等級によって変動(年間数万〜数十万)ネット加入で等級によっては年3万円以下もあり |
✅ なぜ任意保険に入らない人がいるのか?
- 「自賠責で十分」と誤解している
- 実際は対物事故や自分の補償が一切ないため万が一の事故の際、負担金が非常に高額になる事もあります。
- 「高い」という先入観
- 特に若年層や軽自動車ユーザーは「10万円以上かかる」と思い込みがち。保険は代理店を通さないと加入できないと誤解しており、ネット加入を知らない。
- 車に乗る頻度が少ないからと自己判断
- 事故は「たまに運転」でも発生の可能性はあります。むしろ運転に慣れていない人こそ危険。
✅ 任意保険に入らないと受けられない主な補償
- 対物賠償保険:相手の車・家屋・電柱などを壊した場合(車の修理は想像以上に高いです。相手の車両を安く修理して欲しいと考えてもパーツ交換を希望される事も)
- 人身傷害保険/搭乗者傷害:自分のけがへの対応
- 車両保険:自分の車の修理・盗難
- ロードサービス:バッテリー上がり、レッカーなど(各保険会社の契約内容によって違いますので、確認して下さい)
- 弁護士特約:相手が無保険のときや過失割合で揉めたとき(特約にて付帯できます)
✅ 保険料を安く抑えるコツ(でも安心は確保)
- ネット系ダイレクト保険に切り替える
- ソニー損保、イーデザイン、SBIなどは代理店手数料がないため割安
- 車両保険を「付けない or エコノミー型」にする
- 事故が車同士の限定するものにしたり、車両を付帯しないのも選択の1つです
- 年間走行距離を少なめに設定
- 予測より少なければ翌年さらに割引が効く保険会社もあります。
- 免許証の色・運転者範囲・等級に注意
- ゴールド免許、本人限定、無事故年数でさらに安く(運転する人を限定したり、年齢限定で割引にできます)
✅ まとめ
- 自賠責は最低限の「義務」、任意保険は安心の「備え」
- 高額賠償や自分の補償、ロードサービスが欲しいなら任意保険は必須(保険内容は各社違いますので、ご確認ください)
- 車両保険を外す、ネット保険にするなどで、年額1〜3万円台も可能
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ネット保険での加入は心配と話される方もおりますが、3大損保(東京海上、損保ジャパン、三井住友)も別にネットで加入できるグループ保険会社があります。
ご存じでしたか?
🚗 各社のネット型自動車保険の特徴
1. 東京海上日動であれば、イーデザイン損保(&e)
- 保険料:走行距離に応じた「走った分だけ」の保険料体系を採用し、リーズナブルな価格設定です。
- サービス:東京海上グループの品質を活かし、全国対応の事故サポートを提供しています。
- 特典:新規インターネット契約で10,000円の割引があります。
- サポート:アプリを活用した事故対応や、電話・Webでの相談が可能です。
2. 損保ジャパンであれば、SOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)
- 保険料:年齢別のリスク細分化により、事故率が低い世代の保険料を割安に設定しています。
- サービス:ALSOKによる事故現場駆け付けサービスや、LINEを活用した専任担当者とのやり取りなど、充実したサポートを提供しています
- 特典:新規契約で最大13,000円、継続契約で毎年10,000円のネット割引があります。
3. 三井住友海上であれば、三井ダイレクト損保
- 保険料:代理店手数料を省くことで、中間コストを削減し、保険料を抑えています。
- サービス:24時間365日の事故受付や、コンシェルジュによる補償プランのサポートを提供しています。
- 特典:インターネット契約で最大10,500円の割引があります。
💡 まとめ
| 保険会社 | ネット加入型保険会社 | 特徴・強み | ネット割引額 |
|---|---|---|---|
| 東京海上日動 | イーデザイン損保(&e) | 走行距離に応じた保険料、東京海上グループの安心サポート | 最大10,000円割引 |
| 損保ジャパン | SOMPOダイレクト | 年齢別リスク細分化、ALSOK駆け付けサービス、LINEでのサポート | 新規13,000円、継続10,000円割引 |
| 三井住友海上 | 三井ダイレクト損保 | 中間コスト削減による保険料の抑制、24時間365日の事故受付、コンシェルジュサポート | 最大10,500円割引 |
これらのネット型自動車保険は、代理店を介さずにインターネットで直接契約できるため、保険料を抑えつつ、必要な補償を確保することが可能ですよ。
保険料を抑えたいなら、車両保険を外すこともできます。ご自身のライフスタイルや運転頻度に合わせて、最適なプランをオーダーメイドできます。
保険の見積もりは無料でできます。
また下記のサイトを利用すれば、1度の登録で複数社の見積もりを受け取れるので、楽ですし比較ができます。
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