
はじめに|転売せどりは「何を売るか」で難易度が激変する
転売せどりは、
「やれば誰でも稼げる」
「仕入れて売るだけ」
そんな風に語られがちですが、
実際に結果を分けるのは ジャンル選び です。
環境・資金力・経験値は人それぞれ違います。
だからこそ、初心者が最初に選ぶジャンルは極めて重要です。
本記事では、
「中古カメラ・中古レンズ転売」が
なぜ初心者向きではないのかを、
感情論ではなく 数字と構造 で解説します。
中古カメラ・レンズ市場は「決して悪い市場」ではない
まず誤解しないでほしいのは、
中古カメラ転売そのものが悪いわけではないという点です。
中古カメラ・レンズには、次の強みがあります。
- 季節変動が少ない
- 海外需要が安定して存在する
- 日本製カメラ・レンズの評価が高い
- 相場が大きく崩れにくい
事実、日本の中古カメラは
「品質が良い」「状態表記が丁寧」として
海外からも高く評価されています。
この点だけを見ると、
「良いジャンル」に見えるのも無理はありません。
しかし最大の問題は「仕入単価の高さ」
初心者に中古カメラを勧めにくい理由は、
たった1つです。
それは——
1点あたりの仕入金額が高すぎる という現実。
「安いデジカメ」はもう需要がない
よくある誤解が、
「コンデジなら安く仕入れられるのでは?」
という考えです。
確かに、
- 一部の人気機種
- 特定メーカー
- 限定モデル
を除けば、
安いコンデジは市場に溢れています。
なぜなら今は、
- スマホで十分きれいに撮れる
- 誰でもデジカメを持っている
時代だからです。
結果として、
- 1万円以下のコンデジ
→ ほぼ需要なし - 売れる可能性があるのは
→ ごく一部の人気機種のみ
となります。
中古カメラ転売の「現実的な相場感」
では実際、
主流となる中古カメラの仕入相場はどのくらいか。
一般的に言われているのは、
- 3万円〜5万円前後が中心
- 高いものは5万円以上
- 10万円超えも珍しくない
という世界です。
つまり、
「とりあえず数を仕入れて出してみる」
というやり方が、
そもそも成立しにくいジャンルなのです。
在庫10台で済む?現実はもっと必要
仮に、
- カメラ・レンズを10点仕入れる
とします。
仮に1点3万円としても、
- 3万円 × 10点 = 30万円
これで終わりでしょうか?
実際は、
- 欲しい仕入が常に見つかるわけではない
- 回転が遅い個体も混ざる
- 売れ筋・不人気が混在する
中古品はすべて1点ものです。
10点だけでは、
アカウントとしても かなり寂しい。
なぜ「品数」が重要なのか
転売せどりでは、
品数=確率 です。
- 出品数が多い
→ 売れる確率が上がる - アカウントに商品が多い
→ 他の商品も見てもらえる - 信頼感も上がる
理論的にも、経験的にも
品数は正義です。
そのため、多くの人が目指すのは
最低50品前後の出品。
50点出品したら、仕入資金はいくら?
では計算してみましょう。
- 1点あたり仕入:3万円
- 出品数:50点
👉 3万円 × 50点 = 150万円
仮に安めに見積もっても、
- 2万円 × 50点 = 100万円
この金額を
初心者が用意できますか?
「クレジットカードで回せば大丈夫」という罠
よく聞く言葉があります。
「クレカで回すから問題ない」
これは、
慣れてからなら理屈としては正しいです。
- 適切な仕入ができる
- 回転日数が読める
- 次の支払いまでに売れる
これが成立して初めて、
クレカ回しは成り立ちます。
初心者が最初から適切な仕入はできない
これは断言できます。
- 相場を読み間違える
- 状態判断を誤る
- 仕入基準がブレる
- 売れると思ったが動かない
中古品は新品と違い、
全てが個体差あり。
最初から完璧に仕入れられる人は、
ほぼ存在しません。
クレカ回しが破綻する典型パターン
初心者が中古カメラで陥りやすいのが、
- 高額仕入
- 売れ残り
- 支払日到来
- 手元現金が足りない
👉 カード払いに追われる状態
売上はある。
粗利も帳簿上は出ている。
それでも、
「なぜか毎月お金が苦しい」
という状況に陥ります。
なぜ初心者には勧めにくいのか(まとめ)
中古カメラ・レンズ転売は、
- 市場は良い
- 需要もある
- 利益も出せる
しかしその前提は、
- 十分な仕入資金
- 回転を読む経験
- 資金管理能力
が すでにある人 です。
初心者にとっては、
- 初期資金が負担
- 1回の失敗が致命傷
- 精神的な負担が大きい
ジャンルと言えます。
初心者が最初に選ぶべきジャンルとは
初心者に向いているのは、
- 仕入単価が低い
- 回転が早い
- 失敗してもダメージが小さい
ジャンルです。
最初は、
「利益を大きく取る」より
「失敗しても続けられる」
これが何より重要です。
おわりに|ジャンル選びは「才能」ではなく「戦略」
転売せどりでつまずく人の多くは、
努力不足ではありません。
- 選んだジャンルが
- 自分の資金力・経験値に
- 合っていなかった
ただそれだけです。
中古カメラ転売は、
悪いジャンルではありません。
しかし、
「誰にでも向いているジャンル」
では、決してない。
自分の環境に合ったジャンルを選ぶこと。
それが、転売せどりを
苦しくせず、長く続ける唯一の方法です。
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