
メルカリ規制発表を受けて不安になっている方は多いと思われます。
人は先行き不透明な事に不安を感じるのはものですから当然の感情です。
ですが、不安だからと言って手が止まってしまうのは良くありません。
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また、不安を助長しているようなSNSも見受けられます。
「不安→情報収集→迷走→高額コンサルに勧誘」という流れが起きているように思います。
規制後にどのような動きをメルカリが行うかはメルカリの社員しかわかりません。親戚や友人にメルカリ社員がいたら是非教えて欲しいものですが、教えてくれないでしょう(笑)
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自分が信頼できるコンサルタントや講師がいるのであれば、話を聞くのは選択の1つですが、それはあくまでも推測であり、どのような結果になろうとも自己責任です。
何か新しく取り組む事があり、資金に余裕があり、その費用が計画的にペイできるようなものであれば、コンサルを受けるのもありかと思います。
例えば、新たな販路を開拓したいが、知識が全くないので実績があるコンサルタントの指導を受けるとか・・。
ただ、本当に実績があるのか?支払う費用は適正価格か?自身に今本当に必要か?等を細かく慎重に検討する余地はあり、結果的に失敗する可能性も含めて決めていく必要はあります。
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まだ時間はありますので何をすべきか冷静に分析し、コツコツと地道に作業するだけです。抑々、転売せどりは地味な作業の連続ではないでしょうか。
先ずは自身が目標している粗利がいくらなのか?
その金額によって行動も変わりますし、さほど焦る必要もないかもしれませんよ。
商品ジャンル・出品形態・取引量で必ずしもメルカリが相性が良い訳ではなく、影響度が異なります。
「一律の正解」は存在しません。
月間利益ベースで5つの層に分けて、現実的な対策を整理します。
💰利益グループ別の具体的対策
【 月5万円以下:副業・お小遣いレベル】
特徴
- 家の不要品やリサイクル仕入れ中心
- 利益は少額だがリスクも少ない
- メルカリ規約の影響は最も小さい層
対策
- 無理に他販路へ移動せず「継続+慎重」
- 規約を理解し、出品ルールを再確認(真贋・商標・カテゴリー)
- 不安煽りに反応せず「1品ずつ確実に売る経験」を継続
- 画像・説明文の質を上げて販売力を磨く
- 出品数を調整し、ジャンルの複数化
販路拡大なら:
ラクマ or PayPayフリマでテスト出品する程度でOK(無理に複数展開しない)
【月10〜20万円:副業安定層】
特徴
- 古着・家電・ホビーなど安定ジャンルで仕入れ販売を回している
- 一部に外注化(撮影・発送)を始める人も
- 今後の規約影響が気になり始める層
対策
- 販路分散を“練習レベル”で開始
- 同一商品を複数販路に出すのではなく「ジャンルごとに棲み分け」
- 例:古着→メルカリ、家電→ヤフオク、雑貨→ラクマ
- 同一商品を複数販路に出すのではなく「ジャンルごとに棲み分け」
- BASE・ヤフーフリマなどに“出品経験”を作っておく(いざという時の逃げ道)
- 売上管理をエクセル化・月次で利益率を確認
- 情報発信者の意図(コンサル誘導)を見抜くリテラシーを身につける
【③ 月20〜50万円:副業→準事業者層】
特徴
- 本格的な仕入れ・在庫保有
- 継続的に販売を行っているため「業扱い」されるリスクあり
- 規制の影響を受ける可能性が高いと思われる
対策
- 確実に「事業的な体制」を整える段階
- 開業届等の事業者として必要な体制準備
- 会計アプリ導入(マネーフォワード等)
- 領収書・仕入れ台帳の保存
- 販路が複数化しても混乱しないような在庫管理システム構築
- 販路の「複線化」を実行
- ヤフオク(高単価)+メルカリ(回転)+メルカリSHOPS+ラクマ、ヤフーフリマ等
- 販路ごとに最適商品を分析
- 高単価→ヤフオク/低価格→メルカリ
- 情報収集は「一次ソース(公式)」中心に。不安煽り型アカウントはミュート推奨。
【④ 月50〜100万円:事業型・個人法人化検討層】
特徴
- 本格的な物販プレイヤー
- 在庫・発送・外注・広告を導入済み
- メルカリ規制が最も実務インパクト大
対策
- 「販路依存からの脱却」フェーズ
- 自社EC(BASE/Shopify)構築を検討
- 広告・リピーター導線の確立
- プラットフォーム依存比率を50%以下に
- 仕入れ先を国内小売→業者・卸・リユース市場へシフト
- 法人化を視野に入れ、税金・経費対策を同時進行
- SNS発信(在庫報告・ノウハウ)で自分の信用資産を作る
- “情報提供者側”になることで、不安商法に巻き込まれない
【⑤ 月100万円以上:事業確立層】
特徴
- 年商1,000万円以上
- チーム運営・外注・倉庫管理などを行う層
- 今回のメルカリ規制を「戦略転換のタイミング」と見る人が多い
対策
- メルカリを「広告・在庫処分販路」として再定義
- 主軸はヤフオク/Amazon/自社サイトへ移行
- 法人・倉庫・物流体制を最適化(フルフィルメント導入)
- メルカリは販売チャネルの1つとして「ブランディング出品」用に残す
- 海外販売(eBay, Whatnot, Grailed)も視野に入れる
- 不安発信ではなく「安心を売る発信」へシフト(教育型発信・コンサル化など)
🧭不安に流されず「自分の立ち位置」に合った行動
- 不安は“情報の欠如”と“他人比較”から生まれる
- 大事なのは「今の利益帯で取るべき現実的行動」を明確にすること
- 不安を煽る情報には、必ず“誘導先(高額コンサル・有料講座)”がある
- 正しい行動順序は以下の3ステップ
① 現状把握(自分の利益帯を明確化)
② 取るべき対策を段階別に整理
③ 行動+検証(焦らず小さく進める)
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