保険請求方法!知らずにコールセンターで怒鳴ってもムダ!「電話で今すぐ教えて!」はNG!

災害、怪我病気等で保険請求をする際に知らずとは言え、コールセンターへ電話して

「保険おりますか?」「保険対象ですか?」「いつお金貰えますか?」等・・・

の質問は”場違い”です。

怒鳴ったり、ゴネるなどの行為は、場合によってはクレーマー扱いされても不思議ではありません。

今の時代、何かしらの用事で企業へ電話すると先ずはコールセンターにつながるものです。

これは「会社やデパートでの窓口」のイメージです。

そこでは、顧客のニーズに合った対応や要望の部署や売り場の案内はできます。

ですが、具体的なお客様の要望の解決はやはりその部署や売り場へ行かないとできません。

「3泊の旅行へ行くので私好みのスーツケースはある?」と1階のデパート窓口で尋ねたら売り場を案内されると思います。それと同じです。

ましてや保険はお金です。

不確かな事は言えません。

払いたくないのではなく、適切に対応したいだけです。

数年前にも大手保険会社が不払いでマスコミに叩かれた事は記憶にあるかと思います。保険会社も不払い事案は出さないように十分注意しているものです。

目次

🔥 火災保険の請求の流れ

  1. 事故発生
    例:台風で屋根が壊れた、火事で家財が燃えた、漏水で壁紙がダメになったなど。
  2. 保険会社へ連絡
    ・「いつ」「どこで」「どんな被害」があったかを簡単に伝える。
    ・この段階では “保険金がいくら出るか” はまだ分からない
  3. 必要書類の提出
    ・写真、修理見積書、被害状況の説明書など。
    ・状況によっては保険会社の鑑定人(アジャスター)が現場確認。
  4. 審査・保険金の支払い
    ・契約内容と提出資料を照らし合わせて「支払い可否・金額」が決まる。
    ・この審査に数日~数週間かかることもある。

🤕 傷害保険の請求の流れ

  1. ケガ発生
    例:階段から転んで骨折、スポーツ中に捻挫。
  2. 医療機関の受診
    ・診断書や領収書が請求に必要になる。
  3. 保険会社へ連絡
    ・ケガの日時・場所・状況を説明。
  4. 必要書類を提出
    ・診断書、治療費の領収書、通院日数の証明など。
  5. 審査・支払い
    ・契約条件(通院日数、手術の有無など)に基づき金額が算出される。

❓ なぜコールセンターでは「即答」できないのか

  • 保険金は 契約内容・事故内容・提出書類 のすべてを確認してからでないと判断できない。
  • 似た事故でも「支払える」「支払えない」は契約内容次第で大きく違う。
  • そのため、コールセンターのオペレーターでは 「必要な手続きの案内」まではできても、支払可否や金額をその場で答えられない

⚠️ 勘違いしやすいポイント

  • 「電話で説明したから、それで支払いできるはず」
    → 実際には証拠(写真・見積書・診断書など)が必須。
  • 「他の人はすぐ出たと聞いた」
    → 損害内容や契約条件が違えば対応も変わる。
  • 「電話口で金額を教えろ!」
    → 正確性を欠く回答をすれば、後にトラブルになる。だから即答はできない。

保険金の請求は「病院の診察」に似ています。
電話相談だけで「あなたは〇〇円受け取れます」と即答するのは、医者が電話だけで「あなたは手術が必要です」と決めるようなもの。

保険会社のコールセンターは 手続きの入口
実際の判断は「契約条件の確認」と「証拠書類の精査」を経て、初めて確定します。

🚀 保険金支払いを早めるコツ

1. 事故発生直後の連絡を早くする

  • 火災や台風・水漏れ・ケガなどは、発生したらすぐに保険会社へ連絡
  • 連絡が早いほど「事故受付番号」がすぐに発行され、手続きがスムーズに進む。

※地震、台風などで広範に甚大な被害が発生した場合は対応に時間が掛かるのは必然です。


2. 写真や証拠をしっかり残す

  • 被害現場や壊れた箇所をスマホで 多方向から鮮明に撮影
  • 修理を始める前に写真を撮るのが鉄則。
  • 傷害保険なら、診断書・領収書・通院日数のメモを漏れなく用意。

3. 修理見積書や診断書を早く入手する

  • 火災保険では 修理業者の見積書 が必須。依頼を遅らせると全体が止まる。
  • ケガなら病院に 診断書発行を依頼。時間がかかる場合もあるので早めに。

4. 書類の不備をなくす

  • 名前・住所・口座情報・事故日時に 記入漏れ・誤字があると再提出になり遅れる。
  • 提出前に必ずコピーを取り、ダブルチェックする。

5. 保険会社指定の提出方法を守る

  • 郵送よりも オンラインアップロードが可能ならそちらを使うと早い。
  • 書類はまとめて提出。後から追加すると、その分審査が延びる。

※書類ですと発送に1週間以上かかるのが一般的です。オンラインの方が対応は早いです、最近ではラインでの対応で保険金の支払いが早くなったと聞きます。


6. 担当部署からの質問に即答する

  • 「追加の写真をください」「日付を確認させてください」などの問い合わせに、
    その日のうちに対応することで処理が止まらずに済む。

✅ 早めるポイント

保険金の支払いを早めるコツは、
👉「早めの連絡」+「証拠の徹底」+「書類の不備ゼロ」+「追加質問に即対応」

この4点です。
結局、保険会社の審査が止まらないように準備やスムーズな対応が最良な策です。

保険会社のような大きな組織が手続きを行うのですから各社なりのシステムやルールがあるものです。

コールセンター窓口で怒鳴ったり、ごねたからとそのシステムが早々に変わるものではありません。感情に流され無知さを露呈するだけになります。

怒鳴ったりする人が最後の切り札で言うのが「あんたの保険は解約する」です。

ただ、コールセンターのオペレーターに解約すると言っても抑々対応できないと伝えているので、その切り札を出したところで何もかわらないでしょう。

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