
中古カメラは古着やブランド品のように季節や流行に大きく左右されず、年間安定して販売できる魅力があります。
また、型式があるのでオークファンを使えば過去の販売実績を確認して出口戦略を立てて仕入ができます。これは古着などのと違い初心者にも仕入れし易いメリットです。
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但し、デメリットもあります。
最大のデメリットが「資金管理」です。
スマホが復旧している今の時代、安価なコンテジは一部の商品を除いて売れ難いです。
売れ筋は3~5万円の中古カメラ、レンズです。
これらの価格帯は安価な方で、5~7万円の価格帯や10万円台の価格帯も人気あります。
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安定した価格帯があるのは良いのですが、これらを売るのは当然仕入が必要です。
仕入するのに資金が必要ですが、決して定額ではありません。
とは言え、キャッシュで数十万円~100万円いじょうひとうかと言えばそうではなく便利なものがあります。それがクレジットカードです。
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クレジットカードを使用して仕入購入し販売後、資金回収。そのお金でクレカの支払いをすれば良い。
これが理想的ですし、多くのSNS、コンサルタントが提案するビジネスモデルです。
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では、実際にできるのか?
結論。できる人もいるし、できない人もいる。
できない人は離脱していく。
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✅ カメラ転売が初心者に難しい3つの理由
カメラ転売が初心者にとって難しい最大の理由は「資金力」にあります。
利益率10~20%のビジネスモデルにおいては、売上を伸ばすには“それ相応の仕入れ資金と在庫回転”が必要です。
カメラ転売の特徴・難易度の理由とは?
そして「売上100万円、粗利15万円を達成するために必要な販売数・在庫数・在庫金額」を、実例ベースで解説します。
① 利益率が10~20%と低め
高額商品でも、回転率や状態によっては1個あたりの利益が3,000~6,000円程度。
② 安価なコンデジはスマホに負けて売れにくい
5,000円〜10,000円のローエンド機種は競合も多く、利益も薄い。売れ筋は3〜5万円以上のミラーレス・一眼・高級コンデジ。
③ 売れる価格帯の商品は、仕入れにも資金がかかる
仕入れ1台あたり1.5〜4万円以上が必要になるため、資金力のない初心者には継続が難しい。
✅ 【実例シミュレーション】売上100万円・粗利15万円を稼ぐには?
想定条件:
- 平均販売単価:33,000円
- 平均利益率:15%
- 平均利益:1台あたり約4,950円
- 在庫回転:月1回転(1か月で在庫が1回売れる)
📊 必要な販売数・在庫・資金まとめ
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 売上目標 | 1,000,000円 |
| 粗利益(15%) | 150,000円 |
| 販売台数目安 | 約30台(33,000円×30台=990,000円) |
| 仕入原価(利益15%) | 約850,000円(≒28,000円×30台) |
| 在庫必要数 | 30台前後 |
| 必要な運転資金 | 約85万円+α(送料・手数料など含む) |
✅ 在庫が売れる前提で回すには、最低でも月80〜100万円の資金が必要
- 1か月で30台を売り切るには、常時30台分の在庫確保が必要
- 資金管理力が問われる
- 回転が遅れれば即資金ショート
✅ カメラ転売は「小さく始めにくい」
- 利益額は安定するが、利益率が低い=大量仕入れ・販売で稼ぐモデル
- 初心者が「資金10万~20万円」で始めると、月に3台程度しか扱えず、月利益は1万円未満もあり得る
- つまり、少資金・短期間で稼ぎたい副業初心者には不向き
✅ カメラ転売で成功している人の共通点
- 資金を100万単位で投入できる(個人でも事業者でも)
- 在庫回転率が高い(販路とリサーチ精度が高い)
- 中古の状態チェック・メンテナンス・相場判断に慣れている
明日は実施にクレジットカードでの運用について記載します。
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