転売せどりの販売で当然大切なのは利益です。
ですが、もっと重視し注視すると言えるのが、「回転率」です。
5,000円の利益を出すのに半年かかってしまうより，3,000円の利益を2週間で出した方が良いとされます。
・
最初はその意味が分かりません。
時として赤字の損切でも良いと言われると更にわからななくなるものです。
・
転売・せどりにおいて「利益額」より「回転率」が重要視されるのは、資金効率とリスク管理の観点からです。その理由を詳しく案内致します。
目次
✅ 利益額より「回転率」が重要な理由
① 資金が寝てしまうと次の仕入れができない
- 利益額が高くても、商品が3ヶ月売れないとキャッシュが動かない。
- 資金効率が悪く、仕入れ→販売→再投資のサイクルが遅くなる。
🌀 例：
- 利益3,000円の商品が3ヶ月かかる → 月あたり1,000円の利益
- 利益1,000円でも1週間で売れる商品を毎週4つ回せば → 月4,000円の利益
② 長期在庫＝保管料・値下げ・赤字リスクが増える
- Amazon FBAでは長期保管手数料が発生。
- 商品が売れないと値崩れに巻き込まれ、最終的に赤字で処分。
📉特にトレンド系・季節商品・家電系は価格変動が早く、早く売り切ることが重要
③ 在庫スペースが無限ではない（管理コストもかかる）
- 個人や副業せどらーなら、在庫保管スペースや管理に限界がある。
- 回転が悪いと、全体のオペレーションが鈍化する。
④ 薄利でも高速回転は「実績」と「経験値」が早く積める
- 1商品に3ヶ月かかるより、10商品を1ヶ月で売る方が、仕入れ判断の精度が爆上がり。
- プラットフォームの評価（メルカリ・Amazon）も上がりやすい。
🎯 結論：回転率は「利益を継続的に生み出す加速装置」
- 単発で利益を出すのではなく、「回し続けるビジネス」にするには回転率が命
- 仕入れ資金・スペース・精神的負担すべてを軽減できる。
・
回転率については「何日以内に売れるか（在庫期間）」を指し、これはAmazonやメルカリなど販路によってやや変動しますが、90日以内に売れる商品が理想ラインとされています。
🧾 ジャンル別 仕入れ基準表（利益率・回転率の目安）
| ジャンル | 推奨利益率 | 推奨回転率（販売までの日数） | 備考 |
|---|---|---|---|
| 📚 書籍（中古） | 20〜30％ | 30〜90日以内 | 単価は安いがFBA向き。プレ値本やセット本は回転が遅くなる傾向あり。 |
| 🎮 ゲーム・ソフト | 20〜30％ | 7〜30日 | 中古でも需要が高く、発売時期に注意。回転が非常に早い。 |
| 💻 家電（小型） | 25〜35％ | 30〜60日 | 高回転・価格変動が激しい。季節家電はタイミング命。 |
| 👕 古着・アパレル | 30〜50％ | 60〜120日 | ブランド・サイズ・シーズンで差。薄利多売より1点で利益大の戦略が◎。 |
| 🎥 カメラ・レンズ | 20〜30％ | 30〜90日 | 中古市場が大きく、価格帯も高いが返品リスクに注意。 |
| 👜 ブランド品・バッグ | 20〜40％ | 30〜90日 | 価格帯は高め。真贋リスクあり。仕入れの信頼性重視。 |
| 💅 美容・コスメ（新品） | 25〜40％ | 15〜60日 | FBA向き。賞味期限・使用期限に注意。相場が安定しやすい。 |
| 🧸 ホビー・おもちゃ | 25〜35％ | 30〜90日 | 限定品は高回転・高利益。市場相場と供給量を調査。 |
| 🛠 工具・DIY | 20〜30％ | 30〜60日 | メルカリでも売れる。価格競争に巻き込まれやすい。 |
| 🏕 アウトドア用品 | 25〜35％ | 30〜90日（季節で差） | 春夏がピーク。中古美品のニーズ高し。 |
🔍 回転率目安の基準（在庫日数）
| 回転率 | 状態 | 解説 |
|---|---|---|
| ～30日 | ◎優秀 | 資金回転が早く仕入れ数を増やせる。価格競争しやすいがリスク低。 |
| ～60日 | ○適正 | 標準的な売れ行き。仕入れOKゾーン。 |
| ～90日 | △慎重 | 若干リスクあり。利益率が高ければ許容。 |
| 90日以上 | ×注意 | 長期在庫の可能性。保管料や値下げが必要に。 |
✅ 運用のコツ
- 利益率＞30％かつ回転60日以内を狙うのが理想
- 高利益でも長期在庫はリスク。薄利多回転 or 高利低回転をジャンルで使い分け
- 定期的に「在庫日数別の棚卸し」がおすすめです（30・60・90日で仕分け）
コメント