社員教育にて自社ブランドへの教育はできてますか？
新入社員に限らず、アルバイトへも同じです。
「自分は〇〇会社で働いている」との意識が強まり誇りに感じるようになれば、離職率の低下や対外的には品質強化となりブランドの強みになります。
・
しかし、なぜか今はそのような教育が薄れているようです。
社名入りの車両を運転をしていても信号無視や危険な運転するドライバーは見かけます。
強引に割り込む社名の入った車を見てその会社の商品を買いたいと思いますか？
赤信号になっても構わず、かっ飛ばすタクシーに乗りたいでしょうか？
・
また、最近ではコールセンターが会社の窓口になってます。
CMではビシッとスーツを着た男女がヘッドホンを付けて応対してますが、実際はカジュアルな服装で学生アルバイトの多い企業は珍しくありません。
それが保険会社などの金融系でも普通にあります。
彼ら彼女らの教育で如何にブランド教育ができているのでしょうか？
残念ながらできていない企業の方が多いと言えます。
・
結果として、会社としてのプライドのがない応対をしてクレームに発展する、その会社で働いている自負がないので、何かあれば簡単に離職する・・・
そんな現象が起きています。
教育はとても大事です。
優秀な企業は、営業よりも人材開発の部署にエース社員を配置してます。逆にそのような認識の低い企業は、「取り合えず」で人材開発のスタッフを配置しているように思えます。
・
🔴 今の職場教育に欠けている視点
多くの企業が、
- ✅マニュアル（作業手順）
- ✅スキル（接客、PC操作）
- ✅コンプライアンス（ハラスメント、個人情報）
などやるべきことの教育には力を入れます。
しかし、
「なぜこの仕事をやるのか」
「この会社が社会でどう役立っているか」
「自分がこの仕事にどう誇りを持てるか」
といった“働く理由・誇り・価値観”の教育は、ほとんどスルーされています。
🔵 なぜブランド教育が重要か？（モチベーション・定着率に直結）
| 教育の要素 | ある場合 | ない場合 |
|---|---|---|
| ブランドへの誇り | 社名入りのトラック運転時は必要以上に交通マナーを守る。会社の顔としての自覚がある。 | 社名を全く気にしない。「どうせバイトだし」で雑な運転。観られている意識がない。 |
| 社会的な役割意識 | 自分の仕事が誰かの生活や安全に直結していると理解している | ただの作業としてこなすのでやる気が低い |
| 所属感・自己肯定感 | 「自分はこの会社の一員」という意識。シフトも責任感が出る | 簡単に当欠、すぐ辞める事への抵抗がない |
✅ ブランド教育は大切な訳を説明しよう
🟡【1】ブランドは「お客様との信頼の約束」だから
🔊「ブランド＝高級品」ではありません。
ブランドとは『この会社なら大丈夫』というお客様との“信頼の約束”です。
- 社名入りトラックの運転が荒いと「この会社、危なそう」と信頼を失います
- 敬語が乱暴だと「この会社や店で買うのやめよう」と思われます
➡ あなたの言動ひとつが、会社の評価そのものになります。
🟡【2】働く人が“会社の顔”になるから
🔊「私はただのバイト」は通用しません。
お客様から見たら、社員もバイトも“会社の人です。
- 保険コールセンターで「対応が悪かった」の印象は、担当個人でなく会社の印象になります
- コンビニで「接客が丁寧だった」は、企業イメージアップになります
➡「どうせバイト」ではなく、自分が会社の代表として見られている。
🟡【3】ブランドへの誇りが「やりがい」や「継続意欲」につながる
🔊 ただ働くのではなく、「自分が社会の役に立っている」と思えるかどうかが重要。
- 商品を並べる＝誰かの暮らしを支える
- 電話対応する＝お客様の不安を安心に変えている
➡ 仕事に“意味”や“役割”を感じられる人は、続ける力が違います。
🟡【4】ブランドを理解することで「判断軸」ができる
🔊 「どっちが正しい？」と迷った時の基準は、“自社ブランドの価値観”です。
- 「スピードより丁寧さを大切にする会社」なら、お客様を急がせない判断ができる
- 「誠実さが売りの会社」なら、わからないことを無理に答えず確認しようと判断できる
➡ 迷った時に“自分で考えて動ける人”になれます。
🟡 具体的な「ブランド教育」の方法（社員・アルバイト共通）
✅ 1. 入社時に“ブランドミッション”を共有する
- 例：「わたしたちは、○○という価値で社会を支えている」
- 社員だけでなくアルバイトにも同じ資料を渡す
✅ 2. 日常業務に“意味づけ”を行う
- 接客：ただの案内でなく「不安を安心に変える時間」
- 商品補充：単純作業ではなく「地域の食卓を支える仕事」
➡ “作業”から“意義ある行動”に視点が変わると、仕事の質もモチベーションも上がる
✅ 3. 「うちの会社って誇れるな」と思える事例を見せる
- 社会貢献、業界評価、先輩社員の活躍
- 「自分がこの一部なんだ」と思わせる
✅ 4. バイトでも“ブランドの顔”だと伝える
- 学生バイトに「保険会社の代表として電話を受けている」と伝えるだけで敬語は変わる
- 制服・名札の意味を説明するだけでも違う
🔷 今求められているのは「ブランドの理念教育 × 心の土台づくり」
- 作業だけ教えて、精神を育てない組織は、短期離職やミスが減らない
- アルバイトも含めて“ブランドの一部”と伝えることで、行動と意識が変わる
離職率を下げるには？社員が辞めない職場づくりの信頼構築術3つのステップ
コメント