
「読まない・理解しない購入者」に出会う疲労感
フリマサイトを長く続けていると、避けられない面倒な購入者
“プロフィールや商品説明を読んでなくても開き直る購入者”
または
“中古品なのに新品基準でクレームをつける人”
比較的、評価数が「100以下」、より顕著なのが「10以下」の購入者に見られます。
勿論、すべての初心者が悪いわけではありません。
しかし、フリマ歴が浅い人で、
- 中古購入の“心構え”がない
- リペアやクリーニングの概念がない
- 価値観が「新品基準」から離れられない
- 商品説明やプロフィールを読んでいない
という傾向が顕著な人からのクレームは多いです。
「綺麗じゃない」「返品してくれ」と攻撃的に要求してくる。
そんな購入者に出品者が悪者扱いされ、に疲れ果てる人は多いです。
なぜ“初心者購入者”にトラブルが多いのか?
① 新品が買えない「代替品」として中古を選んでいる
フリマ初心者の中には、
「新品が高いから中古でいい」
という消極的理由の人が多い。
中古品そのものが好きなのではなく、
新品の“代わり”として中古を買うため、基準が新品に近い。
だから、
- 少しのスレ
- 気づきにくい汚れ
- 使用に問題ない傷
これらすべてが「想定外」になる。
結果として、
“中古品の許容範囲”が極端に狭い。
② 中古品に対する“リペア前提の概念”がゼロ
ベテランの購入者なら当たり前のように行う、
- 古着:漂白・クリーニング
- バッグ:補修・レザー保湿
- 家電:簡単な補修
- カメラ:レンズ清掃
こうした“中古品の扱い方”を知らない。
そもそも「商品到着後に自分で整える」という考えがない。
だから、
リペアの必要性がある=不良品
と短絡的に判断する。
③ 商品説明・プロフィールを読まない
これは出品者を最も疲弊させる要因。
どれだけ丁寧に書いていても、読んでいない。
さらに厄介なのが、
「読んでいない事を正当化する」という態度。
「長いから読めませんでした」
「細かすぎて読む気になりません」
「気づきませんでした」
…すべて自己都合なのに、まるで正論のように言ってくる。
“新品基準”で判断する購入者の共通点
① 自分の価値観だけが正しいと思っている
中古品の状態基準は本来 人によって開きがある。
しかしカスハラ型購入者は、
- 自分が思う“綺麗”が絶対
- 他人の基準は理解できない
- そもそも話を聞く気がない
という特徴を持っている。
だから説明しても意味がない。
② 情報を読まず、聞かず、勝手に決めつける
- 「写真では綺麗に見えた」
- 「普通こんなの使わないでしょ?」
- 「汚れがあるなら書いておくべき」
あなたが書いていると書いていないは関係ない。
最初から読み取る気がないのです。
③ 自分の非は一切認めない
金融商品やレンタカーでは長い規約でもチェックを入れて同意する。
「長いから読みませんでした」は通用しない。
しかし、フリマサイトだと突然…
“読まなかった自分は悪くない”
という謎理論を持ち出してくる。
これはもう会話が成立しません。
カスハラ型購入者への最適解は「戦わない」
結論から言えば、
このタイプとは論理的な会話は成立しません。
なぜなら価値観の違いではなく、
“価値観の押し付け”だから。
では、どう対処すべきか?
ここでは実際に効果のあった方法だけをまとめます。
対策①|プロフィールで“最低限の線引き”を宣言する
例:
- 中古品の基準には個人差があること
- 状態は写真・説明を参照いただくこと
- 完璧を求める方は新品購入を推奨
- レスポンスは常時できない
- コメント内の攻撃的な表現には対応しない
これを書いておくと、
問題のある購入者が避けてくれる効果があります。
対策②|商品ページに“中古リスク”を具体的に書く
特に効果があるのは次の文言:
- 「感じ方には個人差があります」
- 「見落としがある場合があります」
- 「完璧を求める方はご遠慮ください」
- 「購入前に不安点は必ずご確認ください」
大切なのは、
書くべきことを事前に書いておくことで、自分を守ること。
対策③|やり取りで違和感を感じたら“取引回避”
購入前のコメントの段階で、
- しつこい
- 理解していない
- 嫌な予感がする
そんなときは即ブロックも一つ。
トラブルの9割は
“嫌な予感の時点でキャンセルしなかった”ことで起きるとも言われてます。
対策④|クレームは基本“静観”で正解
あなたは既に、
- 説明している
- 写真を載せている
- プロフィールにも書いている
その状況で相手が理解しないなら、
もう何を言っても無駄です。
やり取りを続けるほどメンタルが削られます。
購入者はそもそも話を聞き受け入れる姿勢がありません。
絶対自分が正しいと考えてますので、何かを述べれば揚げ足を取ったコメントしか返ってきません。
対策⑤|メンタルを守るための“逃げ場”を作る
フリマで嫌な経験が続くと、
自然とメンタルが削られます。
そんなときは以下を実践してください。
- 同じ悩みを持つ出品仲間と話す
- SNSやブログで客観的に言語化する
- 取引をしばらく休む
- 売れる販路を複数持つ(ヤフフリ・ラクマ等)
特に効果が大きいのが
文章化して外に出すこと。
「言いたい事は誰に言えばよいのか?」
答えは、
仲間と、自分(ブログ・SNS)に言うのが一番です。
まとめ|あなたのせいではない。相手が“郷に従えない”だけ
フリマサイトは「個人同士の取引」です。
だからこそ本来は、
双方がルールと常識を持って行うべき場。
しかし現実には、
- 読まない事を正当化する
- 理解しようとしない
- 自分の基準だけで判断する
- 価値観を押し付けてくる
そんなカスハラ型購入者が一定数存在します。
大事なのは、
あなたが自分を責めないこと。
そして、
戦うのではなく、距離を置き、守りながら淡々と続けること。
フリマは、正しい買い手と出会えば素晴らしい世界です。
無理な相手に心を奪われず、
自分のメンタルを維持する事が大事です。
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