【薄利多売の落とし穴】安く出すほど客層が悪化する!“安売り地獄”から抜け出すには?

副業や転売を始めたばかりの人の多くが「安くすれば売れる」と考えがちです。
確かに、価格を下げれば売れますが・・・

その裏にはリスクや負担が潜んでいます。

長年せどりを続け、メルカリ・ヤフオク・ラクマ・Yahoo!フリマなど様々な販路を経験しましたが、結論から言えば「安価な出品はやめた方がいい」です。


今回はその理由と、具体的な対応策をまとめてみました。

目次

安価出品が引き寄せる“客層の悪化”

価格を下げれば誰でも買いやすくなります。
しかし、その“誰でも”が曲者です。

特に3,000円以下の商品帯では、購入者のマナーや要求レベルが明らかに変わります。

よくあるトラブル事例

  • 例え1,000円の出品でも「値引きできますか?」とコメントが届く。
  • 「〇〇円まで下がりませんか?」と値引き要求。送料代を考慮してもらえない。
  • 購入されたが、入金も連絡もなし。
  • 「届いたけど思ってたのと違う」「小さい」「汚れてる」など、主観的なクレーム
  • 評価してもらえず、取引が終了しない

薄利商品を多く扱うと、1~2割程度の何かしらのトラブルがあり、精神的にも疲弊します。
相場より少し高めでも誠実な購入者は多く、結局は「価格=客層」だと痛感します。

“薄利多売”はアルバイト以下になる理由

そもそも副業せどりでは「1個あたりの利益×作業時間」を冷静に考える必要があります。

例:1商品あたり利益300円

  • 出品作業(15分)
  • 梱包・発送(5分)
  • コメント対応など(5分)

合計25分で300円。時給に換算すると720円です。
これにクレーム対応・返品リスク・送料値上げなどが加わると、完全に赤字になります。

対して、1商品あたり3,000円の利益を取れる仕組みを作れば、同じ時間で時給9,000円です。
つまり、同じ時間でも「何を売るか」で世界が変わるということ。

それに精神的なストレスがモチベーションを下げ、更に作業効率を下げる事にもなりかねます。

実際に“薄利多売”で疲れて辞めた人たちの声

SNSや仕入れコミュニティではこんな声をよく耳にします。

「毎日発送が追いつかず、利益より疲労が勝った」
「値下げしても文句ばかり。精神的に参った」
「クレーム対応の時間で時給換算したら笑えない」
「安くしてもいい人が買ってくれるわけじゃないと学んだ」

「購入され喜んだが、その後スルーでやり切れない怒り」

特にメルカリやYahoo!フリマなど“個人色が強いプラットフォーム”では、価格帯によって購入層が明確に分かれます
低価格帯(〜2,000円)は「気軽な買い物」「少しでも安く」の層。
中〜高価格帯(5,000〜1万円以上)は「良いものにお金を払う」層。

安価出品ばかりしていると、疲弊しながらも何も積み上がらない状態に陥りやすいのです。

価格設定の目安と考え方

安価出品をやめるためには、「自分の最低ライン」を明確にすることが第一歩です。

項目目安コメント
最低利益1,000円以上送料・手数料を引いた後の実利益で計算
出品価格3,000円以上安価層を避ける境界ライン
仕入価格〜1,000円利益率50%以上を目標に設定
回転率2〜3週間無理に即売れを狙わない

特に「送料込み」で出す場合は、実質価格の2〜3割は送料に消えるため、安価出品は損しかありません。

安価出品を避けつつ売上を維持する3つの戦略

(1) 単価アップ×価値訴求

「値段」ではなく「価値」で選ばれるようにしましょう。
写真の質、説明文、ブランドストーリー、使用感の伝え方を工夫すれば、価格を2倍にしても売れます。

例:
×「GUCCI 財布 美品」
○「GUCCI 伝統デザイン シェリーライン 二つ折り財布|上質レザーの艶が魅力」

(2) まとめ売り戦略

同ジャンルをセット化することで、1件あたりの利益と単価を引き上げる。
例:Tシャツ3枚セット、化粧品サンプル詰め合わせ、古着×アクセサリーの組み合わせなど。

(3) 販路の見直し

安価層の多いメルカリだけに依存せず、
・ヤフオク(競りで高く売れる)
・BASE(ブランドページ化で高単価)
・ラクマ(価格競争少)
へも展開することで、顧客層を選べる環境を作ることが重要です。

例外:評価を貯める時期だけは“低価格OK”

もちろん、全く安価出品がダメというわけではありません。
出品初期(評価0〜30件)までは評価貯めとして低価格販売もアリです。

ただし、目的は“信頼構築”であり、“利益”ではありません。
評価が30を超えたら切り替えるように計画して仕入していきましょう。

誤解ないようにして欲しいのですが、安価で購入する人が全て酷い客ではありません。逆に1万円で購入してくれるから全ての人が良い客でもありません。

ここで伝えているんは安価な方が面倒な客の比率が高くトラブルになり易いと言った事です。

副業を個人で行っているとトラブルが大きな痛手になります。時に対人の場合で長引くと大きなストレスになります。

結論:「安く売るほど、遠回りになる」

転売・せどりは“価格勝負”ではなく、“仕組み勝負”です。
薄利多売は短期的には売上が見えても、長期的には疲弊と赤字のスパイラルに陥ります。

「単価を上げる」=「お客様を選べるようになる」
ということです。

そのためにも、

  • 粗利1,000円以下、売価3,000円以下の商品は扱わない
  • クレーム率が高いジャンルは避ける
  • 客層を見て販売先を変える

この3つを意識するだけで、ストレスも利益も変わってきます。

まとめ|“安さ”ではなく“信頼と価値”で勝負する時代へ

副業せどりで成功している人は、例外なく「価格より信頼で売っている」人です。
安価な出品に群がる客層から抜け出し、
「この人から買いたい」と思われる仕組みを作れば、ストレスなく長く続けられます。

薄利多売を卒業し、“高単価×信頼販売”へ。
これが、これからのせどりを生き残るための近道です。

勿論、総合的に見る事がとても大事です。扱う商品の中に数点赤字覚悟で損切の安価な商品があっても致し方ない事です。

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