
メルカリのアルゴリズムの変更により対応を変えなくてはいけないのは、出品者側だけではありません。
出品者側が変更を余儀なくされている中で、購入者側もアルゴリズム変更に応じた購入方法を取っていかなくては「以前は買えたのに」「交渉に応じてくれない」「値引き額安っ」「ブロックされた」なんて事になります。
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結論として、アルゴリズム対応を取っている出品者はより適正価格で出品する傾向に変わってます。
ですので、
「以前のような日々の値下げをしていくので待とうとしても思うように下がらない」
「大幅な値引きに応じてくれない」
等の対応が変わってきているのではないでしょうか。
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例えば以前であれば、
3,000円の値引きや日々の値下げを考慮して上乗せ出品していたものを、今では1,500円や1,000円、もしくはほぼ上乗せしないで出品しています。
となると、価格交渉され値下げする事=利幅が減るとなりますので、値引きを断るか、少額の値引額になってしまうと言う訳です。
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熟練の購入者は、出品当初より割安感があると実感されていると話されます。
その結果、以前のような大幅な値引交渉は出品者には嫌われます。
頓珍漢な値引き額を提示してくる購入者はブロックされ二度と交渉すらできないでしょう。
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以前でもメルカリ事務局側は提案していた値引額は5~15%ですが、それが更に下がっていると言えます。
メルカリにおけるアルゴリズムの変更により、「購入者優遇」のように見える側面が強調されていますが、実際には購入者にもメリットもあれば、デメリットも存在します。また、これまでの「値引き交渉ありき」の購入スタイルも変わってきてます。
✅ 購入者の立場でのメリット
1. より適正価格の商品が増えた
- 出品者が検索上位を意識し、初めから売れやすい価格で出品するようになった。
- 値下げ交渉をしなくても「十分安い」商品に出会えるケースが増加。
2. 検索結果が整い、探しやすくなった
- 出品後すぐに露出される「新着重視」から、商品タイトル・カテゴリ・価格・状態の整合性を見た「精度重視」の表示順に。
- 購入者にとって、検索結果のゴミ情報が減ったため、時間効率が改善。
3. 「いいね」だけでは買えない競争
- 欲しい商品は適正価格で即売れする傾向に。
- 値引き待ちせずに「早い者勝ち」で買う方が確実。
❌ 購入者の立場でのデメリット
1. 値引き交渉が通りづらくなった
- 出品者側が「初めから売れ筋価格」で出すため、値引き幅がそもそも小さい。
- 大幅な常識外の値引き交渉するとスルー・ブロックされる可能性も高まる。
2. 「交渉して安く買う楽しみ」が減った
- メルカリを「フリマ感覚」で交渉を楽しんでいた人にとっては残念。
- 価格勝負ではなく「早押し勝負」に近づいている。
3. 出品者の返信率が下がっている
- 値引き交渉や質問が多すぎると検索順位が落ちる可能性があると一部で噂され、対応を控える出品者も。
- 無視されるケースが増え、丁寧なやりとりがしにくい空気感に。
🛍 購入方法の変化と対処法
| 以前 | 現在 |
|---|---|
| 値引き前提で「いいね」して様子見 | いいねより即購入が有利 |
| 質問・交渉→価格下げ→専用ページ→購入 | 即購入が正義。専用ページは非推奨(事務局のルールでも) |
| 値下げ通知を待つ | 通知が来る前に他者が購入することが多い |
✅ 購入者が取るべき新対応
- 欲しい物は即決する
- 少しでも安いと感じたら「迷わず買う」方が買えないリスク軽減。
- いいねは「通知目的」ではなく「リスト化」に使う
- 値下げ待ちではなく「比較用メモ」程度と考える。
- 値引交渉は好まれない
- 値引交渉よりも、即購入が好まれる。値引きを求めるなら単品よりもまとめ買い。
- お気に入り出品者をフォローする
- 上位出品者は再出品・類似出品をするため、見逃さずに済む。
🎯 アルゴリズム変更により
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 商品価格 | 適正化されている | 値引き余地が少ない |
| 購入タイミング | 即購入で確実性UP | 交渉猶予がない |
| 体験の質 | 探しやすさ向上 | フリマのワクワク感減退 |
| 出品者対応 | 効率的な売買 | 無視・冷たい対応も |
✨今後の予測
- 価格より「状態」や「説明の丁寧さ」で判断する時代へ
- 「交渉しないスマート購入」が主流になることで、買い物リテラシーの高さが問われる時代と予測。
✅ 購入者が購入率を上げるには
① 値引き交渉は社会常識を踏まえて
「値引きは幾らまで可能でしょうか?」といったコメントは敬遠されます。
「〇〇〇円で購入したいのですが可能でしょうか?」と明確な金額を提示する。その上で出品者からの返信には即対応、大幅な値引き金額にしないは鉄則。※価格交渉ありきの考えは、どの出品者にも当てはまりません。アルゴリズム変更前でも半数近くの出品者は煩わしい交渉を敬遠しがちですが、変更後は更に価格交渉を好まない傾向になっているのではないでしょうか。
② いいね=予約ではない
いいねを押しても出品者は「誰が購入するか」はわかりません。欲しいと思ったら即購入が鉄則。
③ コメント返信を強要しない
出品者も人間。仕事や生活の合間に対応しています。「返信がない=悪意」とは限りません。質問事項が商品説明やプロフィールに記載ないですか?
大幅な価格交渉を要求してませんか?
など検証してはいかかですか。
④ 専用依頼は原則NG
メルカリ事務局も推奨していません。規約違反に抵触する可能性もあります。専用出品はトラブルの元になる可能性があります。
⑤ 質問は出品者を配慮して
「商品状態を確認させてください」と具体性のない質問は答えができません。
「写真を増やしてください」は何を見たいのか不明、そもそも写真を撮る作業は商品よっては出品者にとっては大きな負担になる旨考慮しての質問しないと答えてもらえない可能性が上がります。
質問を複数羅列する、出品者の体形を訊いてくる、専門的な質問・・・などは敬遠されがちです。
⑥ 中古品購入のリスクは理解の上、購入
中古品を購入する場合はリスクはあります。ネットで簡単に買えるメリットだけを得てリスクを取らない購入者がおりトラブルになります。勿論、掲載した商品が違ったり、記載ミスでの返品要求は当然です。ですが、色合いやイメージが違った等のリスクは考慮してから購入すべきでしょう。
⑦ “顔の見えない相手への配慮”を忘れない
フリマでも「お互いが気持ちよく」取引を終えることが大切です。匿名だからと常識外の行動ををとるモラルの低い購入者が多いのもメルカリの特徴です。価格交渉のコメントに返信してもスルー、まとめ買いや値下げシステムで依頼し価格変更されても購入しない、納品されても購入連絡を入れない等々・・・日常茶飯事です。
このようなモラルの低い購入者の影響で出品者が購入者からの対応に警戒や拒否するのは自然の流れではないでしょうか。
メルカリ事務局は今後の運営方針を考慮してアルゴリズム変更をしていくのだと言えますが、公式発表されないので、明確な事はわかりません。
SNS等でいろんな推測や持論が語られてますが、正解はわかりません。
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文化は時代の中で変化していくのは自然の事です。
メルカリは交渉文化と言われてきましたが、必ずしもすべての利用者が良しとしておらず事務局も交渉なしでのスムーズな購入ができるようにシステム構築しているようにも見えます。
今後どのように変更されるかはわかりませんが、現システムに沿った対応が購入率を上げる方法ではないでしょうか。
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