
アメリカAmazonは昨年からブランド規制が厳しく強化される傾向です。
パテントトロール(patent troll)の脅威も強化につながる要因かもしれませんので、一概にAmazonの行っている事を悪くは言えません。
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ブランド規制が広まっている事で、過去に複数回販売していた商品も売れなくなっています。
売れる商品が減るとなると死活問題です。
そこでブランド承認を受ける戦略も取れます。
承認を受けられれば、ライバルが少なく販売ができますので、魅力的です。
但し、申請の代行費用は最低でも数十万円かかり高額です。
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初めやすいが未経験者には実は難しいAmazon FBA!必然的に発生するロス(=損失)は〇〇%もある
✅ 米国Amazonでの「ブランド規制」の強化状況
おっしゃる通り、米国Amazonでは2023年以降、ブランド規制(Brand Gating)や出品制限の厳格化が非常に顕著になっております。
🔻 代表的な変化
- 過去に販売実績があれど、再出品時に「出品許可が必要」になるケースが非常に頻発してます
- SHARP、Panasonic、Canon、Sonyなど日本ブランドも多数規制対象
- 並行輸入や中古品にも厳しく、請求書提出や正規代理店証明が求められてます
✅ 日本Amazonでのブランド規制の状況(2025年現在)
日本のAmazon(Amazon.co.jp)でも規制は徐々に強化されているものの、米国ほどの厳格さにはまだ至っていません。
ただし、以下のような傾向は強まっています。
🔻 日本での規制強化の兆候
- 「要承認ブランド」が増加中(一部のブランドでは出品許可制)
- 中古家電・高級ブランド・医薬部外品カテゴリなどで規制が顕著
- 日本でもブランド側の要請でASIN削除や出品停止が発生
📌 過去に出品できた商品が「突然出品できなくなる」「新規作成できない」といったケースは日本でも報告あり。
✅ 米国Amazonでの「ブランド出品申請(解除)代行費用」の相場
ブランド規制を解除するために代行業者に依頼する場合の1例です。
金額は前後に開きがあるようです。
私の知る業者は、1ブランド申請に最低でも20~30万円は必要です。
| 内容 | 相場価格(USD) | 備考 |
|---|---|---|
| ✅ ブランド出品解除代行(1ブランド) | $300〜$800 | ブランドやカテゴリの難易度によって変動 |
| ✅ 出品アカウント設定+申請サポート | $100〜$300 | 初期アカウントサポート付き |
| ✅ 正規請求書の「用意付き」パック | $500〜$1,200以上 | グレーな代行業者も存在。注意が必要。 |
⚠️ 注意点:グレーな代行業者(偽造請求書・不正な解除)を使うと、逆にアカウント停止リスクが高まります。
✅ 正攻法でのブランド出品解除に必要な書類(米Amazon)
- 請求書(invoices):90日以内の発行、同一商品10点以上、正規卸からの仕入れ証明
- 販売元の連絡先情報
- 会社登録証明(法人の場合)やID
- 改善計画(場合による)
これらを日本に在住して英語力のない個人が行うには、ハードルが高過ぎます。
🔚 まとめ
| 項目 | 米国Amazon | 日本Amazon |
|---|---|---|
| 規制の厳しさ | 非常に厳格、再出品も制限対象 | 強化中だが、まだ緩やか |
| 対象ブランド | 世界中の大手+日本ブランドも多く対象 | 国内外ブランド一部対象 |
| 代行費用相場 | $300〜$800/件(高額) | 日本ではまだ代行は少ない |
今後の日本Amazon(Amazon.co.jp)でも、ブランド規制(出品制限)はさらに厳格化すると予測されてます。
米国Amazonでの動きが約1〜2年遅れて反映されることが多いため、2025年〜2026年にかけて、日本でも大手ブランド・高価格帯カテゴリを中心に「出品許可制」が拡大する可能性が高いと推測されてます。
✅ 今後の日本Amazonでのブランド規制の見通し(2025年以降)
🔻 予想される規制強化の動き
| 項目 | 予測内容 |
|---|---|
| ブランド登録・商標保護の強化 | ブランドオーナーによる出品拒否申請が通りやすくなる |
| ブランド別の出品制限拡大 | Apple、SONY、SHARP、Panasonic、LEGOなど既に一部制限中 →さらに拡大する可能性大 |
| 請求書提出の義務化 | 並行輸入・中古含む特定カテゴリでは証明書類が必要 |
| 商品レビューやリコールの厳格化 | 安全性が重視されるカテゴリ(ベビー用品、医薬部外品など)も規制対象 |
🎯 見通し
- ブランド出品は今後ますます「Amazon公認の仕入れ元を証明できる者のみが扱える世界」になって行きそうです。
- 未経験者や個人セラーは、無理にブランド品に手を出さず、出品制限のないカテゴリ(例:ノーブランド生活雑貨、中古メディア、OEM商品)で勝負する戦略が現実的です。
Amazonセラーを行う上で今まで以上に資金力が必要になるように見えます。
Amazonの顧客第一主義が与えるセラーへ負担は半端ないです
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