
飲食店開業するならいくつまで
飲食店開業するなら何歳までが良いでしょうか?
結論として20代。頑張って30代だと思います。
40代以降の人たちからブーイングが上がりそうですが、理想をいえば20代であり、遅くても30代が良いでしょう。
確かに、40代ですと飲食業経験者はいろんな体験があったり、業者等の知り合いも多いでしょう。
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ですが、飲食店はリスクが高く、体力・資金・家庭の状況を考えると若いうちの方が有利なのは間違いありません。
例外的に潤沢な余裕資金があり、実際の店舗運営は誰かに任せる事ができるのであれば良いかもしれません。潤沢な余裕資金とはもし廃業した場合に投資した資金を失ってもこの先の人生に影響しない資産をお持ちと言った意味です。
何歳までが良いか?
結論として「遅くても30代まで」 が現実的です。
20代でスタートできるなら、それが最も有利 だと思います。
その理由
① 体力の問題
飲食業は長時間労働が当たり前で、特に開業直後は休みなしで働くこともあります。
40代後半~50代になると、どうしても疲れが取れにくくなり、無理がきかなくなる。
② 資金調達の問題
20代~30代なら銀行融資を受けやすく、失敗してもやり直しの可能が高いです。
40代以降は、ローンを組む際に「年齢による返済リスク」を見られる事があります。
③ 家庭・教育費の問題
子どもの教育費がかかる時期と、飲食店の開業リスクが重なるのは負担が大きいです。
40代で開業すると、子どもの進学時期に事業が安定していないと家計が厳しくなります。
④ 失敗してもやり直せる年齢
20代~30代なら、失敗しても転職や再挑戦がしやすいです。
40代以降での失敗は、経済的・精神的なダメージが大きいです。
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2結論として20代~30代で挑戦するのが望ましいです。
もっと言えば、独身もしくはまだ子供いない状況の方が良いでしょう。子供ができれば、育児に時間とお金がかかります。子供が成長する中でどの家庭にもいろんな悩み事はあるものです。
開業に専念すれば夫婦間や家庭内でのトラブルに発展する事は容易に想像できます。
飲食店開業は廃業リスクが高い
なぜ30代までが良いかと言えば、廃業となった場合に再チャレンジできる可能性が高いからです。
40代以降で廃業した場合、借金を返済し再度お金を貯めて再チャレンジで開業するとなるとおおよそ50代半ばになります。
その再度のチャレンジで廃業したら、もはや再々チャレンジは資金や体力的にかなり厳しいですし、この時点で老後資金の心配もあり現実的ではありません。
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飲食店の廃業率は非常に高く、1回目の開業で成功する確率は低いのが現実です。
「再チャレンジできる年齢かどうか」は非常に大きなポイントです。
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飲食店開業は遅くても30代までの理由として、「廃業後の再チャレンジが可能か?」 という視点は非常に重要と言えます。
40代以降の開業が危険
再挑戦の時間と資金が足りない
- 1回目の開業で失敗 → 借金返済 → 再度資金を貯める → 次の開業は50代半ばになります。
- 50代半ばでの開業は、再び失敗した場合に再々チャレンジは、ほぼ不可能と言えます。
体力の問題
- 40代以降は体力の衰えを感じる人が多く、「1日14時間労働」を数年続けるのはキツいです。
- 50代になってからの新規開業は、すぐに現場から離れられる仕組みが必要となります。
老後資金が不足するリスク
- 廃業後に借金返済をしながら資金を貯めると、老後資金の準備が遅れます。
- 成功しても、50代からではリタイア資金を貯めるのは大変です。
何歳で開業するのが理想?
- 20代後半~30代前半 がベストです。
- 30代半ばであれば、「2回目のチャンス」を残せる資金計画を考慮すべきでしょう。
- 40代以降で開業するなら、低リスクな形(小規模、週末営業、間借り) で始めるべきでしょう。
非常に合理的に考えれば、1回失敗で終わらない年齢で開業することが大切 です。
廃業後の人生設計も考えると、「30代までに勝負をかける」 という考え方は、リスク管理の面でもポイントです。
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では、
「40歳以降はどうしたらいいんだよ?」「起業できないのかよ~」
と声が聞こえてきます。
大丈夫です。
40歳以降は「40歳以降の勝負の仕方」をすれば良いのではないでしょうか。
40代以降で起業した人たちの実例
40代以降の起業は、低リスク・低予算・経験を活かすことが重要 です。
飲食店のように初期投資が大きく、廃業時のリスクが高いものではなく、自分のスキルや経験を活かせる事業 が向いています。
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40代であれば、自分の人生を考えると同時に妻子の生活も担っている人が多いですよね。
だからと言って、夢をあきらめる事はないです。
人生は1度です。
勿論、子供が就職してからとか、会社を退職してからとか、考えは人それ違いますので、自身にあった選択を選べばよいのでしょう。
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40歳以降で起業された方々の実例を紹介します。
コンサルティング・アドバイザー業(例:飲食・営業・マーケティング)
実例:元飲食店経営者 → 飲食店コンサルタント
飲食店経営の経験があるなら、開業サポート、メニュー開発、経営改善アドバイスなどが可能。
👉 開業資金:ほぼゼロ(PC・SNS・営業力があればOK)
👉 リスク:低い(知識・経験が資産になる)
物販・せどり(例:古着・家電・本・輸入品)
実例:副業で始めたせどり → 専業化
メルカリ・Amazon・ヤフオクなどを活用し、市場リサーチ力と仕入れ戦略で稼ぐ。
👉 開業資金:5万~50万円(規模による)
👉 リスク:低め(在庫管理をしっかりすればOK)
WEBメディア・アフィリエイト(例:ブログ・YouTube)
実例:元営業職 → 営業ノウハウブログ → 企業からの案件獲得
経験を活かしたブログやYouTubeを運営し、広告収益・企業案件を狙う。
👉 開業資金:ほぼゼロ(サーバー代・機材費)
👉 リスク:時間がかかるが、軌道に乗れば収益化可能
小規模フランチャイズ(例:ハウスクリーニング・軽貨物配送)
実例:脱サラした40代 → ハウスクリーニング業で年商800万円
大手フランチャイズなら、ブランド力・ノウハウ・集客サポートあり。
👉 開業資金:50万~300万円(業種による)
👉 リスク:中程度(固定費を抑えれば経営しやすい)
オンラインスクール・講師業(例:資格・スキル系)
実例:元保険営業 → 営業研修のオンライン講師
40代で培ったスキルを教材化し、オンライン講座で販売。
👉 開業資金:数万円(カメラ・教材作成)
👉 リスク:低い(コンテンツを作れば半自動化可能)
40代以降での起業ポイント
40代以降の起業はスキル、経験、低リスクを考える!!
✅ 自分の得意分野を活かせるか?
✅ 初期投資を抑えられるか?
✅ 再現性・安定性があるか?
最初から独立起業ではなく、副業レベルで小さく初めるのがベストです。
初めて気づく事は多々あるかと思いますし、失敗する事もあるでしょう。
ですが、小さく初めていれば損失も低いので、直ぐに再チャレンジができます。
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事業を立ち上げて最初から成功する人は、一部の天才しかいないでしょう。
メディア等で成功者として賞賛されている方でも多くを失敗したと話されます。
凡人の私たちが、最初から成功しなくても当然と考えるぐらいが良いのではないでしょうか。
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