売上100万円でも、なぜお金が減るのか?クレカ地獄にハマる転売せどりの“見えない罠”と抜け出した事例

目次

売れているのに、なぜか毎月クレカ払いに追われる

「今月も売上は100万円を超えた」
「台帳上では粗利10万〜20万円は残っている」

それなのに——
口座残高を見るたび不安になる。
毎月のクレジットカード引き落とし日が近づくと、心が落ち着かない。

仕方なく、

  • 高値置きの商品を値下げ
  • 商品を“現金化優先”で処分
  • 薄利でもいいから回す方向へシフト

結果、
売上はあるのに、楽にならない。
これは決して珍しい話ではありません。

特に多いのが、

  • 高額中古カメラ
  • ブランドバッグ
  • 高額家電

といった「仕入れ単価が高いジャンル」を扱っているケースです。

では、何が起きているのか。


結論:問題は「利益」ではなく「お金の流れ」

最初にハッキリ言います。

この状態の人の多くは、
仕入れが下手でも、販売が下手でもありません。

問題はただ一つ。

👉 キャッシュフローを理解していないこと

これに尽きます。


①「粗利が出ている=お金が増える」ではない

台帳上の粗利10万円。
これは“理論上の利益”です。

しかし現実は、

  • クレカ仕入れは「先払い」
  • 売上金は「後払い」
  • さらに入金は「タイムラグあり」

つまり、

支払いが先、回収が後。

これが毎月積み重なるとどうなるか。

👉 常に“未来の売上”で、過去の仕入れを払う状態になります。

これが俗に言う
クレカ自転車操業です。


② 高額商品ほど「回転率」が命取りになる

高額ジャンルに共通する特徴があります。

  • 利益率は一見悪くない
  • でも売れるまでに時間がかかる
  • 価格調整に心理的プレッシャーがかかる

結果、

「クレカの引き落としが来る…
まだ売れない…
じゃあ下げよう」

こうして利益を削って現金化します。

これは、

  • 戦略的値下げではなく
  • 不安による値下げ

つまり、負けパターンです。


③ ポイント還元が“麻薬”になる

クレジットカードのポイント。

  • 「実質〇%還元」
  • 「マイルが貯まる」
  • 「無料宿泊が取れる」

気持ちはよくわかります。

ですが、ここに大きな錯覚があります。

👉 ポイントは現金ではない

利益が出ていないのに、
「ポイント分で得している気がする」

これは、
利益の欠損を感覚でごまかしている状態です。


④ 在庫=資産、という誤解

よく聞く言葉があります。

「在庫は資産だから」

確かに理論上はそうです。
ですが、こう問いかけてみてください。

その在庫、
今月のクレカ支払いに使えますか?

使えませんよね。

現金化されて初めて“使えるお金”です。

では、何が良くないのか?

この状態に陥る人の共通原因は以下です。

原因①月次キャッシュフロー

月次キャッシュフローを見ていない

  • 利益は見ている
  • でも「支払い月」と「回収月」を分けていない

原因②回転率

回転率より単価を優先している

  • 利益率は良い
  • でも回らない

原因③クレカ枠

クレカ枠=仕入れ余力だと思っている

  • 枠がある=使っていい
    → これは完全な誤解

原因④感情

値下げ判断が感情ベース

  • 戦略ではなく不安で下げる

原因⑤売上数字

「売上100万」という数字に安心している

  • 売上は幻想
  • お金は残らない

改善して成功した人の事例

成功事例①|回転率重視に切り替えたAさん(40代)

  • 高額カメラ中心 → 中価格帯へ
  • 利益率は下がったが、
    毎月の支払い不安が消えた

👉 結果、精神的に安定し継続できた


成功事例②|「現金残高」をKPIにしたBさん

  • 売上・利益より
    月末の現金残高を最重要指標に

👉 無理な仕入れが消え、値下げも減少


成功事例③|クレカを2枚→1枚に減らしたCさん

  • 支払い管理をシンプル化
  • 枠を減らすことで“ブレーキ”がかかった

👉 結果、利益が可視化された


成功事例④|仕入れ基準に「◯日以内回収」を入れたDさん

  • 「60日以内に売れるか?」
    を基準に仕入れ

👉 長期在庫が激減


成功事例⑤|高額品は“余剰資金のみ”にしたEさん

  • 高額商品=博打
    と割り切り、
    生活費を圧迫しない範囲に限定

👉 心が折れず継続できた

改善できずに辞めていった人の事例

失敗事例①売上

「売上があるから大丈夫」と信じ続けた

→ 支払いに追われ疲弊し撤退


失敗事例②ポイント還元

ポイント還元を言い訳に赤字を正当化

→ 気づいた時には資金枯渇


失敗事例③値下げ

価格を下げ続ける癖が治らなかった

→ 利益構造が崩壊


失敗事例④キャッシュフロー

キャッシュフローを学ばなかった

→ 何が悪いかわからないまま数年停滞


失敗事例⑤相談できない

誰にも相談せず「自分の問題」と抱え込んだ

→ 精神的に限界を迎え撤退


まとめ

これは、
才能の問題でも、努力不足でもありません。

ただ一つ。

👉 お金の“流れ”を知らなかっただけ

転売せどりは、

  • 売る力
  • 仕入れる力

よりも、

お金を回す力が必要です。

簡単に言えば、ある程度のお金をプールする必要があります。

出て行くお金があってもプールしたお金で対応できます。

そして時間差でお金が入ってきてまたプールする。

収益ー支出=残るお金

残るお金が更なるプールになります。

クレカ払いを行うにもそれに耐えられるプールしたお金があれば何も問題ありません。

毎月の支払で苦しむのはこの構造ができていないのか確認する必要があります。

売上があるのに苦しいなら、
それは「失敗」ではなく“改善のサイン”です。

いつか改善されると信じて真面目な人ほど状況改善を考えずひたすら作業する傾向にあります。

コンサルタントや高額塾に入っていると「なんか励まされるから問題ないでしょう」とズルズル続けている人もいます。

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