
気を使う昭和世代
40代、50代になり息子、娘世代の若手の指導に苦悩してませんか?
自分らが若い時から、先輩や上席から「気合と根性だぁ!」と怒鳴られ仕事を覚えたものです。
また、終業時間はあってないもので、朝から終電近くまで働く事も珍しい事ではなかったでしょう。
親睦を深める為に「飲みにケーション」と称して飲み会の多々ありました。
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しかし今は違います。
働き方改革にて就業時間も厳しくなり、ハラスメントが常に注視されてますので「頑張れ!」と肩を叩くのすら躊躇う時代です。
若手の指導に気を使い、言いたい事も言えない。
自ずと距離をおいて、指導を中堅に丸投げしてませんか?
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この結果、仕事の生産性は上がってますか?
コミュニケーションが良くない職場は昔も今も良好な職場ではないのではないでしょう。
本当の理由もわからず、職員やアルバイトが退職してませんか?
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若い世代へどのようにアプローチすべきか
昭和世代が若い世代の考え方を理解しようとしても、なかなかしっくりこない事があります。
どのようにアプローチをすべきかは環境や人によってさまざまなので試行錯誤するしかありません。
ポイントは「無理に理解しようとしない」ことも含めて、関係性を築く柔軟さを持つことです。
無理に理解しようとしない
若い世代の価値観や考え方をすべて理解するのは正直難しいです。人それぞれ価値観が違うのですから当然の事です。
ですので、「理解しなくても尊重できる」というスタンスであれば良いのではないでしょうか。
- 「違い」を受け入れる
「自分と考え方が違って当然」と割り切り、異なる視点に価値を見出すよう意識します。 - 質問で寄り添う
「どうしてそう考えるの?」と尋ねてみると、相手の背景を知るきっかけになります。
信頼関係を築く
- 率直なコミュニケーション
無理に若い世代に合わせようとするよりも、正直な気持ちを伝える方が信頼を得やすいです。
例: 「こういう考えは自分には少し難しいけど、教えてくれると嬉しい」 - 共通の話題を探す
趣味や仕事の目的など、世代を超えて共感できるポイントを見つけると会話が弾みます。
若い世代の「軸」を理解する
若い世代の特徴を捉えることで、接し方のヒントになります。たとえば:
- 効率重視
「なぜこれをやるのか?」を明確に伝えると納得しやすい。 - プライベートの尊重
「仕事だけが人生ではない」という価値観があることを理解する。 - 心理的安全性の重視
失敗を責めるのではなく、挑戦を応援する姿勢を見せる。
相談役に徹する
- 「教える」ではなく「聞く」
指導者ではなく、相談相手としてのポジションを目指すと良いでしょう。
例: 「最近の仕事で何か困っていることある?」 - 助言よりもサポートを重視
解決策を押し付けるのではなく、「一緒に考えるよ」と言える姿勢が信頼を深めます。
相手の価値観を知る努力をする
若い世代がどのような価値観を持っているのかを学ぶために:
- 対話を通じて観察
例えば、「最近楽しいことは何?」といったカジュアルな話題から始める。 - 情報収集
SNSやニュースなどを通じて、彼らが興味を持つトレンドをチェックする。
自分のスタイルを守る勇気も持つ
無理に「若い世代のノリ」に合わせようとする必要はありません。
- 自分の価値観や経験も尊重し、それをオープンにすることで相手が理解してくれることもあります。
- 「私はこう考えるけれど、君はどう思う?」といった形でお互いの意見を共有する機会を作る。
第三者の力を借りる
- 研修やワークショップを活用
世代間ギャップに関するセミナーや研修に参加して、プロの視点を取り入れる。 - 仲介役を立てる
若い世代と昭和世代の間に共通の信頼できる仲間やリーダーがいると、コミュニケーションがスムーズになります。
完璧を求めない
世代間のギャップは、完全に埋めることは難しい場合もあります。
しかし、「歩み寄ろうとする姿勢」自体が相手にとって大きな信頼になります。完璧に理解するのではなく、「相手を尊重しながら関わる」ことで良いのではないでしょうか。
若い世代の考えを無理に理解しようとせず、違いを認めて尊重することが最初の一歩です。
コミュニケーションの中で徐々に信頼を築き、相手の価値観に寄り添いながらも、自分自身のスタイルや経験を活かしていく姿勢が大切です。
最初からプライベートの話題を切り出すと嫌う人もいます。その場の空気をよみ会話をするように注意が必要です。
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コミュニケーションを取る目的でプライベートな質問をしたことが、逆効果になりかねません。
相手が異性だとセクハラ呼ばわりされても困ります。
相手の出方を観察して話をするの事が大事です。
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