
「ANAの新料金体系になってから、座席指定の仕組みがよく分からない…」
「24時間前に見たら空席だらけだったのに、乗ってみたら満席だったのはなぜ?」
「子連れ旅行やビジネス利用で、一番おトクに快適に飛ぶ方法は?」
2026年5月から導入されたANA(全日本空輸)の国内線新料金体系。運賃プランがシンプルですが、従来の「予約したらすぐに席を選べる」という常識が覆り、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際に変更後のANA国内線(羽田〜伊丹線)を平日の朝時間帯に利用したリアルな搭乗体験をもとに、新しい座席指定システムや手荷物ルールの現状、そして今後の賢い選び方について紹介します。
結論から言うと、24時間前時点では窓側も含めて選べる席が多数ありました。ただ、以前とは違い「画面上の空席=実際の空席」ではありませんでした。
料金体系変更は必要であるなら一人旅やビジネス、家族旅行など、それぞれの多様なニーズに合わせてプラン(グレード)変更ができるオプション形式のシステムにしてほしいものです。
ANAを含む国内航空券を最安値で比較・予約できる便利なサービスもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
【結論】新システムを解剖!「24時間前の座席指定」のカラクリ
新料金体系において、大きな変化を感じるのが「座席指定のタイミングと見え方」です。
24時間前の「大量の空席」の正体
今回、搭乗の24時間前に座席指定画面(オンラインチェックイン開始タイミング)を確認したところ、前方席はかなり埋まっていたものの、後方席は窓側を含めてガラガラに空いている状態でした。
「ラッキー、この便は空いているんだな」と思いがちですが違いました。
この時点で席が埋まっていたのは、「座席指定があらかじめ可能な上位クラス(グレード)」で申し込んだ人たち。そして、後方の大量の空席は、「まだ座席指定をしていない、チェックイン前の乗客」の枠だったのです。
現在の手順は以下のようになっています。
- 予約時〜24時間前まで:高価格帯の運賃(変更可能運賃など)の乗客のみが自由に席を選べる。最安値クラスの乗客は、この時点では席を選べない。
- 24時間前(オンラインチェックイン開始):ここで初めて、乗客に席が開放され、「早い者勝ち」の座席争奪戦がスタートする。
そのため、24時間前に「空いている」ように見えても、それは単に「まだチェックインしていない人が多い」というだけに過ぎません。実際に搭乗してみると、横の席も含めて機内は満席。これが新しいANAのシステムです。

出発2時間前にまさかの「前方窓側」に空きが出る理由
さらに興味深い現象として、「出発の2時間前」に再度画面を見ると、埋まっていたはずの前方窓側席にポツポツと空席が出ていたという点です。
これは以下の理由が想像できます。
- ビジネス客の便変更:予定が早く終わった、あるいは遅れたビジネスマンが、直前で別の便に振り替えたため。
- ダイヤモンド・プラチナ会員用ブロックの開放:航空会社が上級会員向けに直前までブロック(確保)していた良席が、一般乗客向けに自動開放されたため。
【攻略ワンポイント】
一人旅で「何が何でも前方席が良い」というわけではない方や、フライトの直前までマメに画面をチェックできる方であれば、この「直前の空き」を狙って、チェックイン後でも座席を変更するという裏ワザが有効に機能します。
利用者のリアルな声:新料金体系の「良い口コミ」と「悪い口コミ」
ここで、今回の変更に対して一般の利用者から上がっている「良いコメント」と「悪いコメント」を、SNSや搭乗者の声をベースにまとめてみましょう。多様化するニーズの中で、評価は真っ二つに分かれています。
🟢 良い口コミ(肯定的な意見)
- 「とにかく価格重視ならANAが安い!」JALの同時間帯・同路線の最安値クラスと比較した場合、現在のANAの方が運賃自体は安く設定されているケースが多く、短距離路線(羽田〜伊丹など)であれば、サービスに大きな差はないため「次回もANA一択」という声が多い。
- 「直前の座席ガチャが意外と楽しい」24時間前のチェックイン開始と同時にスマホに張り付けば、最安値運賃でも後方の窓側や通路側を確保できる。「ゲーム感覚で良席を勝ち取る楽しさがある」というポジティブな受け止め方も。
- 「出張族の執念(笑)が分かって面白い」ビジネスマンが1分1秒でも早く降機するために前方席へ執着する姿は相変わらずですが、棲み分け(前方はビジネス、後方はレジャー・直前チェックイン)が明確になったことで、かえって割り切りやすいという意見もあります。
🔴 悪い口コミ(否定的な意見)
- 「画面が見づらい・不親切になった」以前は「画面上の空席=本当の空席」だったため、便の混雑度を予測して予約をズラすことができたが、今はチェックイン前まで本当の混雑状況が分からないため、ストレスが溜まる。
- 「子連れ・家族旅行への配慮が足りない」夏休みや年末年始、小学生以下の子供連れで利用する場合、横並びで席を取りたいのが親心。しかし、24時間前の争奪戦に出遅れると、家族全員がバラバラの席になってしまうリスクがある。「小学生の子供が一人で他人の隣に座るのは現実的ではない」「周囲の乗客やCAさんにも迷惑がかかるのでは?」と不安視されています。
- 「隣の席の乗客が変わってくれと交渉してきた」新システムの影響で、チェックインが遅れた外国人観光客やグループ客がバラバラの席になり、機内で「席を替わってくれませんか?」と直接交渉してくる。「断りづらいし、フライト前に気まずくなるのでシステムで解決してほしい」という不満の声。
機内持ち込み手荷物ルールの「緩さ」と現場の課題
新料金体系に伴い、「預け荷物の個数が原則1個まで」(最安値クラスなど)に制限されるようになりました。これ自体は、国内旅行(スキーやゴルフなどの大荷物を除く)であれば「1個あれば十分足りる」という人が大半でしょう。
では、「機内持ち込み手荷物」の実態は?
「バッグ+身の回りの品」ルールの形骸化
ANAのルールでは、機内持ち込みは「お一人様1個(スーツケースなど)+身の回りの品1個(ハンドバッグなど)」と明記されています。
しかし現場では、相変わらずスーツケースに加えて、パンパンに詰まったビジネスバッグやお土産の袋を複数持って搭乗する乗客。
なぜ航空会社は厳密に取り締まれないのか?
乗客、特に「ヘビーユーザーであるビジネスマン」たちは、預け荷物の受け取り時間を嫌い、すべての荷物を機内に持ち込もうとします。
彼らが通路をふさいでスーツケースを棚に入れたり、到着後に取り出すのに手間取ったりすることが、機内混雑や出発遅延の大きな原因になっています。
航空会社側は、上級会員や頻繁に利用するビジネス客を「敵に回したくない」という心理が働くのか、搭乗口でのチェックが甘いようです。今後、夏休みなどで旅行慣れしていない層やお土産袋を持った観光客が増えた際、さらにこの問題は深刻になり遅延原因は容易に想像ができます。
徹底比較:ANAの新システムは「中途半端なフルサービス」? LCCを見習うべきでは?
ユーザー視点から見て、現在のANAの料金体系には「合理性を欠く決定的な矛盾」があります。それは、「座席指定の要望」と「荷物の個数」をセットにしてグレード(運賃クラス)を決めている点です。
ニーズのミスマッチと価格設定の疑問
- 座席はどこでもいいから、荷物を2個預けたい人(お土産や地方特産品を買う人)
- 荷物は一切ない(手ぶら)だけど、前方席に座りたい人(日帰りビジネスマン)
このように、座席へのこだわりと荷物のニーズは全くの別問題です。にもかかわらず、ANAはこれらをセットにしたパッケージでグレード差をつけ、運賃に3,000円以上の差額を設定しています。
短期の国内旅行で預け荷物が1つもない人は、「なんで?」となります。
提案:LCC(格安航空会社)のような完全オプション制への移行
これからの多様化の時代、ANAは中途半端なフルサービスのプライドを捨て、LCCのような「フラットな基本料金+完全オプション制」に舵を切るべきではないでしょうか。
例えば、以下のような仕組みです。
| 項目 | 提案内容(オプション料金案) |
| 基本運賃 | ドリンク代や座席指定を含まない、純粋な移動コストのみの最安値 |
| 座席指定 | 場所によって価格を変動させる(後方:600円〜 / 前方・非常口席:1,500円など) |
| 預け荷物 | 1個目は無料、2個目から〇〇円 / または1個目から有料化して基本運賃を下げる |
| 機内サービス | 無料ドリンクは廃止。欲しい人だけが機内で注文・購入する |
経費削減を徹底し、不要なサービスを削ぎ落とす一方で、こだわりたい部分(座席の位置や荷物の数)にだけお金を払う。これこそが、現代の消費者が求めている「タイパ(タイムパフォーマンス)」と「コスパ(コストパフォーマンス)」を両立させる仕組みです。
まとめ:新時代を生き抜くための航空券選び
ANAの新料金体系は、一見すると不便さや不公平感(子連れへの配慮不足など)が目立ちますが、仕組みを理解して割り切って使えば、JALよりも安く大手航空会社の安心感を手に入れられるというメリットもあります。
特に、以下のポイントを意識してこれからの空の旅を計画しましょう。
- 一人旅なら24時間前のオンラインチェックイン直後、および出発2時間前の直前画面を狙う!
- 家族旅行や子連れで並び席が絶対条件なら、高くても予約時に座席指定ができるグレードを選ぶか、最初から座席指定が明確な他社を検討する。
- 機内持ち込みの混雑に巻き込まれないよう、早めに搭乗口に並ぶ。
旅行スタイルが多様化している今、ひとつの航空会社だけに固執するのは損です。ANA、JAL、そして各種LCC(ピーチやジェットスターなど)を含め、その時々の最安値とサービス内容を天秤にかけて比較することが、最も賢い旅のハックと言えます。
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