
はじめに|副業コンサルを探している時点で、あなたは真面目だ
副業を始めようと考えたとき、
多くの人が一度はこう思います。
- 独学だと遠回りしそう
- 誰か経験者に教えてもらった方が早い
- できれば近い距離で見てほしい
そして行き着くのが、個人で活動している副業コンサル・講師です。
実際、個人コンサルには魅力があります。
- 距離が近い
- 直接指導が受けられる
- 大手塾より費用が安い
- 現役プレイヤーが多い
ですが同時に、
非常に大きなリスクを内包しているのも事実です。
この記事では
「個人の副業コンサルは良いのか、悪いのか」
という単純な二択ではなく、
どんな人なら向いていて、どんな人は危険なのか
を現実ベースで掘り下げていきます。
個人副業コンサルのメリット|確かに魅力はある
まず、メリットから整理します。
① 指導者との距離が近い
これは最大の利点です。
- LINEで直接質問できる
- 月1面談で状況を見てくれる
- 名前を覚えてもらえる
大手塾では
「質問はフォーラムへ」
「テンプレ回答」
になりがちですが、個人コンサルは違います。
心理的な安心感は非常に大きいです。
② 費用が比較的安い
個人は運営コストが低いため、
- 30万円~50万円以上
- 入会金+月額制
など、参加しやすい価格帯が多い。
「まず試してみたい人」にとっては、
心理的ハードルが低いのも事実です。
③ 現役プレイヤーの生の話が聞ける
多くの個人コンサルは、
- 転売せどり
- SNS発信
- アフィリエイト
などを実際にやってきた人です。
机上の空論ではなく、
- 失敗談
- うまくいった理由
- リアルな数字
が聞ける点は、確かに価値があります。
しかし、最大のデメリットは「一瞬で全てが終わる」こと
ここからが本題です。
個人副業コンサル最大のデメリットは何か。
それは、
指導者が消えたら、全てが終了する
という点です。
- 連絡が取れなくなる
- 体調不良で辞める
- 突然別ビジネスに移る
- 炎上・トラブルで活動停止
こうなった場合、
- 返金はほぼ期待できない
- 教材も更新されない
- 面談もなくなる
逃げ場がありません。
大手なら組織として継続しますが、
個人は「その人が全て」です。
相性問題は想像以上に深刻
個人コンサルで、最も軽視されがちなのが
相性です。
これは能力の問題ではありません。
講師の成功体験は、あなたの前提と違うかもしれない
例えば、こんな講師。
- 脱サラして副業に全振り
- 週7日、朝から晩まで仕入れ
- 都市部在住、移動は電車
- 退職金で生活費を補填
- 家賃なし(実家・相続)
- 感情を切り離せる合理型
この人が
「半年で月50万円達成」
していても、再現できますか?
- 家族がいる人
- 貯えがない人
- 地方在住で車移動
- 副業に使える時間が限られる人
- 感情移入しやすい人
条件が違いすぎます。
それでも講師は悪気なく言います。
「自分はこうやってできました」
しかし、
それは再現性ではなく、成功談です。
「合わせられる人」しか残らない構造
個人コンサルでは、
受講者側が講師に合わせられるかどうか
が非常に重要になります。
- 思考スピード
- 割り切り
- 行動量
- 感情処理
これらが合えば「最高」です。
ですが合わなければ、
- 指摘が刺さる
- 自信を失う
- 比較して落ち込む
- 質問しづらくなる
結果、
静かにフェードアウトします。
講師は気づかないことも多いです。
システムが弱い個人コンサルの現実
個人である以上、
- システム構築
- 公平なルール設計
- 運営の透明性
は弱くなりがちです。
仕入れ代行・合同仕入れのトラブル例
一見魅力的な
「講師が集めた商品を販売します」
という仕組み。
ですが、ルールが曖昧だとどうなるか。
- 目ぼしい商品を一部の受講者達で独占
- 時間通り来た人は残り物しかない
- 明確なルールがないので、ズルがまかり通る
不満が出るのは当然です。
しかし講師は、
「仕方ないですよね」
で終わることも多い。
悪意がなくても、
運営力不足は確実に存在します。
月1面談は「万能」ではない
多くの個人コンサルが提供する
月1面談。
- 状況を分析
- 課題を整理
- 打開策を提案
確かに有益です。
ですが重要な点があります。
結果の責任は一切負いません。
- 売れなかった
- 伸びなかった
- モチベーションが落ちた
それでも答えは同じ。
「最終的にやるのはあなたです」
間違ってはいませんが、
期待しすぎると失望します。
同じことをしても、うまくいかない現実
転売せどりでも
SNS発信でも
アフィリエイトでも
「同じことをやっているのに、結果が違う」
これは普通に起こります。
- 市場タイミング
- 住環境
- 性格
- 継続力
- 微差の積み重ね
細かい修正は、
- 仮説を立て
- 検証し
- 修正する
これを自分で回すしかありません。
講師はそこまで見てくれません。
個人副業コンサルの正しい位置づけ
結論です。
個人副業コンサルは「人生を変えてくれる存在」ではありません。
正しい位置づけは、
参考書の1冊
視点を増やす材料
伴走ではなく、補助輪
これくらいが健全です。
- 依存しない
- 過度な期待をしない
- 自分で考える前提
これができる人にとっては、
個人コンサルは「良い選択」になり得ます。
まとめ|「良いか悪いか」ではなく「使い方」
個人副業コンサルは、
- 合えば最高
- 合わなければ最悪
非常に振れ幅が大きい存在です。
大切なのは、
- 自分の状況を冷静に見る
- 講師の成功背景を分解する
- 再現性と成功談を混同しない
- 最終責任は自分にあると理解する
これができれば、
個人コンサルは「武器」にもなります。
ですが、
「誰かに何とかしてもらおう」
という意識のまま入ると、
ほぼ確実に失望します。
副業は、
結局のところ 自分で考え、修正し、続ける人
だけが残る世界です。
その前提を忘れないことが、
最大の防御策です。
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