
「今年の秋、どこか旅行に行きたいね」
夫婦でそんな話をしているものの、具体的な行き先が決まらない。
あるいは、
「一人でどこかに行ってみたい。でも、わざわざ行くほどでもないかな……」
そんなふうに考えている人もいるのではないでしょうか。
40代を過ぎると、旅行に求めるものが少し変わってきます。
若い頃のように、観光名所を朝から晩まで駆け回る旅だけが楽しいわけではありません。
・
温泉に入り、少し美味しいものを食べ、街をゆっくり歩く。
ホテルや旅館で本を読んだり、窓から景色を眺めたりする。
夫婦なら、それぞれ好きな時間を過ごしながら、夕食だけ一緒に楽しむ。
一人旅なら、誰にも予定を合わせず、気になった店に入ってみる。
そんな「余白のある旅」が、40代以降には意外と心地よかったりします。
旅行会社で仕事をしてきた経験から見ても、年齢を重ねるほど、旅先そのものよりも「その場所でどんな時間を過ごすか」が重要になってきます。
そこで今回は、2026年秋から冬にかけて、40代以降の男女におすすめしたい旅先を10か所選びました。
「有名だから」というだけではなく、
- 秋冬だから魅力が増す
- 夫婦旅行にも一人旅にも向いている
- 食事や温泉など大人が楽しみやすい
- 旅程を詰め込みすぎなくても満足しやすい
という視点で選んでいます。
京都 「定番だからこそ、秋冬にもう一度」
まず外せないのが京都です。
「京都なんて何度も行ったよ」
そう思う方もいるでしょう。
しかし、40代以降の京都は、若い頃とは楽しみ方が変わります。
有名寺院を全部回る必要はありません。
朝早くに静かな寺を訪ね、昼は季節の料理を食べ、夕方には宿に戻る。
夜は少しだけ街を歩いて、早めに部屋へ。
これだけでも十分に旅になります。
京都市観光協会によれば、京都の紅葉は例年10月末頃から色づき始め、11月中旬頃が見頃の中心。山手では少し早く色づきます。
行った人から評価されやすいポイント
「何度行っても見る場所がある」
「食事や街歩きまで含めて楽しめる」
「一人でも意外と過ごしやすい」
という点が京都の強みです。
一方で、期待外れになりやすいのは紅葉シーズンの混雑。
「静かな京都」を期待して11月の週末に行くと、思っていた以上の人の多さに疲れてしまう可能性があります。
だから40代以降なら、私は「有名スポットを制覇する旅行」より、宿を少し良くして、観光を減らす旅行をおすすめします。
冬の京都も魅力があります。
京都市では冬ならではの文化財や伝統文化を楽しむ「京の冬の旅」が長く開催されてきました。2026年も第60回を迎えています。
「京都は行ったことがある」という人ほど、次は違う京都を楽しんでみてください。
金沢 40代からの「ちょうどいい贅沢」
京都ほど巨大ではなく、東京や大阪からの旅行でも予定を詰め込みすぎなくていい。
そんなバランスの良さが金沢です。
兼六園、金沢城、ひがし茶屋街、近江町市場、21世紀美術館。
観光地が比較的まとまっているため、1泊2日や2泊3日の旅行でも楽しみやすいのが魅力です。
そして秋の金沢は紅葉も見逃せません。
金沢観光協会によると、2026年の紅葉は例年10月中旬から11月下旬頃が見頃で、兼六園では11月上旬から下旬頃まで長く楽しめるとされています。
実際の口コミから見える金沢の魅力
宿泊施設の口コミでも、
「駅から観光の拠点にしやすい」
「兼六園や金沢城などにアクセスしやすい」
「食事が楽しみ」
といった声が目立ちます。
例えば一休.comの2026年の口コミでも、金沢駅前のホテルについて「主要観光スポットやグルメ巡りの拠点として便利」という評価が確認できます。
一方で、期待外れになりやすいのは「金沢=どこでも徒歩で行ける」と思ってしまうこと。
観光地によってはバスやタクシーを使ったほうが楽です。
40代以降なら、無理に歩き続けるより、タクシーを上手に使って、その分「食」や「宿」にお金を使う。
そんな旅行も悪くありません。
箱根 「遠くへ行かなくても旅行になる」
東京から旅行するなら、箱根は非常に強い選択肢です。
特に40代以降の夫婦にはおすすめです。
理由は単純。
移動で疲れにくいから。
「旅行したいけれど、飛行機に乗って遠くまで行くほどの気力はない」
そんな時に箱根はちょうどいい。
温泉に入り、食事を楽しみ、翌日は美術館や芦ノ湖を少し見る。
これだけでも十分です。
一休.comの2026年の口コミでも、箱根の宿について送迎の便利さ、露天風呂、ゆっくり滞在できる点を評価する声が確認できます。一方で、価格帯によっては「食事は期待ほどではなかった」という評価もあります。
これは重要なポイントです。
高い宿=すべてが完璧、ではありません。
箱根は人気エリアだけに、週末や紅葉時期は宿泊費も上がりやすい。
だから「料理重視なのか」「部屋重視なのか」「温泉重視なのか」を決めてから宿を選ぶことをおすすめします。
日光 紅葉だけではない「大人の日光」
秋なら日光も候補に入れたいところです。
日光市の公式観光サイトによれば、日光市内では9月下旬から11月下旬まで各地で紅葉を見ることができ、中禅寺湖や竜頭ノ滝、湯ノ湖、世界遺産エリアなど、場所によって見頃が異なります。
つまり、
「日光に行くなら紅葉のピークに合わせなければ」
と考えすぎる必要はありません。
むしろ、時期を少しずらして混雑を避けるという考え方もあります。
日光で期待できるもの
・紅葉
・歴史ある社寺
・中禅寺湖
・温泉
・高原の自然
・落ち着いた宿泊
そして最近は、宿そのものを目的にする旅行も増えています。
一休.comの「ふふ 日光」などの口コミを見ると、料理、客室、温泉、静かな環境を評価する声が目立ちます。
逆に期待外れになりやすいのは、紅葉シーズンの交通混雑。
特に車で動く場合は、時間に余裕を持った計画がおすすめです。
飛騨高山 「日本らしい旅」をもう一度
海外旅行もいいけれど、
「日本の古い街並みをゆっくり歩く旅もいいな」
と思ったら、高山です。
古い町並みを歩き、飛騨牛を食べ、朝市を見て、宿に戻る。
派手ではありません。
でも、40代以降になると、このくらいの旅が妙に心地よく感じることがあります。
実際、2026年の一休.comの口コミでも、高山駅や古い町並みに近い宿について「観光に便利」「食事が良い」「温泉やサービスが良い」といった評価が見られます。紅葉シーズンの夫婦旅行で立地や食事を評価する口コミも確認できます。
ただし注意
高山だけを目的にするのか、白川郷などと組み合わせるのかで旅の印象がかなり変わります。
観光地を詰め込みすぎると移動時間が増えます。
40代以降なら、
「高山2泊して、ゆっくり食べる」
くらいでもいいでしょう。
城崎温泉 冬の夫婦旅行なら強い候補
「冬にどこか温泉へ行きたい」
そう言われたら、私は城崎温泉を候補に入れます。
城崎の冬には、理由があります。
松葉ガニです。
城崎温泉観光協会によると、松葉ガニは毎年11月頃から翌年3月末頃までがシーズン。2026年度は11月6日が解禁日と案内されています。
つまり、
温泉+カニ+冬の街歩き
という非常に分かりやすい旅ができます。
浴衣と下駄で外湯を巡る。
寒ければ温泉に入る。
夜はカニを食べる。
これは40代以降の夫婦旅行との相性が非常にいい。
一方で、冬の城崎は積雪や路面凍結の可能性があります。
観光協会も冬の車利用についてスタッドレスタイヤなどの準備を案内しています。
「雪景色を楽しみたい」のか、
「雪は避けたい」のか。
ここを決めてから交通手段を選びましょう。
函館――「観光」より「街の空気」を楽しむ
北海道なら札幌や小樽もあります。
しかし40代以降の一人旅なら、函館をおすすめしたい。
理由は、街のサイズ感です。
函館山、元町、赤レンガ倉庫、朝市。
「今日はここまで」と区切りながら歩きやすい。
そして海鮮を一人で楽しみやすいのもポイントです。
一人旅では、
「一人で高級旅館に泊まるのは少し緊張する」
という人もいるでしょう。
函館ならホテルを拠点にして、昼は観光、夜は好きな店で食事というスタイルが取りやすい。
ただし冬の北海道は当然ながら寒さがあります。
「冬だから函館に行きたい」のか、
「寒いのは嫌だけど北海道に行きたい」のか。
ここを混同すると期待外れになります。
雪景色を楽しむ覚悟があるなら冬。
歩きやすさを重視するなら秋。
そんな選び方がいいでしょう。
松本・上高地――「何もしない時間」を買う旅
自然が好きなら、松本と上高地。
ただしここは時期をかなり意識してください。
松本市公式観光サイトによると、上高地は標高約1,500mに位置し、2026年の開山期間は4月17日から11月15日。
つまり「冬の上高地に普通に旅行」という考え方はおすすめしません。
むしろ2026年秋なら、閉山前の時期を狙う旅です。
澄んだ空気。
梓川。
穂高連峰。
河童橋。
日常生活から少し離れるには最高の場所です。
そしてこの旅のポイントは、
何もしないこと。
朝食を食べて、少し歩く。
景色を見る。
写真を撮る。
宿に戻る。
これでいい。
40代以降の旅行は、「たくさん経験する」より「頭を空っぽにする」ことに価値がある場合があります。
なお、冬の上高地は一般的な観光とは条件が大きく異なります。冬季の自然体験には専門ガイドなどを利用する必要があります。松本市公式サイトでも冬のスノーシューツアーが紹介されています。
沖縄 「冬だからこそ行く」という選択
「秋冬に沖縄?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、40代以降にはむしろおすすめです。
夏の沖縄は暑い。
観光客も多い。
海水浴中心になりやすい。
一方、冬の沖縄は「リゾートで休む」という目的に向いています。
実際、一休.comの2026年の口コミでも、冬の沖縄について「夏のような暑さではなく、ゆっくり過ごせる」という評価が見られます。散歩、食事、スパ、ホテルステイなどを楽しんだという内容です。
ここは一人旅にもおすすめです。
ホテルのラウンジでコーヒーを飲む。
海を眺める。
昼寝する。
夕食を食べる。
それだけでも旅行です。
ただし、冬の沖縄は「真夏の沖縄」を期待して行くと期待外れになります。
泳ぐことが最大の目的なら、時期を考えたほうがいい。
冬の沖縄は「海で遊ぶ旅」ではなく、「暖かい場所で休む旅」。
そう考えると魅力が見えてきます。
金沢・京都とは違う「大人の地方旅」なら、山陰・瀬戸内へ
最後は、あえて一つの観光地ではなく、山陰・瀬戸内方面をおすすめします。
例えば、
鳥取・島根・岡山・香川など。
40代以降になると、全国的に有名な観光地だけではなく、
「まだ行ったことのない場所」
に価値を感じるようになります。
有名な観光スポットを一つ見て終わるより、
地元の魚を食べる。
地方のホテルに泊まる。
朝の街を歩く。
地元の人がおすすめする店に入る。
そんな旅です。
特に一人旅なら、こうした「目的を決めすぎない旅」は面白い。
夫婦旅行でも、
「今回は観光名所を全部回るのをやめよう」
と決めてしまう。
これだけで旅行の疲れ方が変わります。
期待外れを減らすには・・・3つ
ここまで10か所紹介しました。
しかし、旅行先選びで一番大切なのは「人気ランキング」ではありません。
個々が行きたいところへ行く。
ただ、期待外れとはしたくないですよね。
その為に事前に考えておくことを3つ紹介します。
旅行の目的を一つだけ決める
例えば、
「今回は温泉」
「今回は食事」
「今回は紅葉」
「今回はホテル」
これだけでいい。
全部を求めると、どこかで不満が出ます。
「観光地」ではなく「宿泊先」から決めてみる
40代以降には、これを強くおすすめします。
若い頃は、
「京都に行く!」
と決めてからホテルを探します。
でも今なら、
「この旅館に泊まってみたい」
から旅を始めてもいい。
一休.comには、温泉、露天風呂付き客室、大人の宿、一人旅、10室以下の宿など、旅の目的から探せる特集があります。
旅行先を決められない人ほど、宿から逆算すると意外と簡単に旅が決まります。
・
そういえば、あのホテルはテレビ番組で紹介していて行ってみたかったんだよね。
友人が〇〇旅館は良かったと話していて興味あるんだよ。
年に数回は少し高めでも贅沢することで活力になるんだぁ~。
なんて考えませんか?
混雑しない時期を選ぶ
40代以降の旅では、これが非常に重要です。
紅葉の一番美しい週末。
雪景色の一番人気の日。
大型連休。
もちろん素晴らしい。
でも、同時に混みます。
「一番きれいな日に行く」のではなく、
「少し空いている日に行って、ゆっくり楽しむ」
という考え方もあります。
旅は競争ではありません。
では、結局どこがおススメ?
最後に、目的別に整理してみます。
夫婦で温泉を楽しみたい
箱根・城崎温泉
紅葉と街歩きを楽しみたい
京都・金沢・日光
食事を重視したい
金沢・城崎温泉・高山
一人で静かに過ごしたい
函館・沖縄・京都
自然の中で頭を空っぽにしたい
上高地・日光
「ちょっと贅沢したい」
箱根・京都・金沢
こんな選び方でいいと思います。
「どこかへ行こう!」と思ったら旅の始まり
40代、50代になると、
「仕事が落ち着いたら」
「もう少しお金に余裕ができたら」
「夫婦の予定が合ったら」
と、旅行を先送りしてしまいがちです。
もちろん無理をして旅行する必要はありません。
でも、旅行には一つだけ特徴があります。
「いつでも行ける」と思っていた場所に、行けなくなることがある。
仕事の都合。
家族の都合。
体力。
親のこと。
自分自身の生活環境。
いろいろな事情が、少しずつ変わっていきます。
だから私は、40代以降の旅行では、
「いつか行こう」
ではなく、
「今年の秋、どこか一泊してみよう」
くらいでいいと思っています。
夫婦で行くなら、
「どこへ行く?」
ではなく、
「温泉と美味しいもの、どっちがいい?」
から話を始めてもいい。
一人なら、
「金曜日の仕事が終わったら、そのまま行ける場所」
を探してもいい。
旅は大きなイベントでなくてもいいのです。
2026年秋冬旅、探しませんか?
今回紹介した10か所の中に、
「ここなら行ってみたい」
と思える場所はありましたか?
もしまだ決まらないのであれば、私は旅行先そのものより、まず「泊まってみたい宿」を探してみることをおすすめします。
特に40代以降の旅行では、観光地をたくさん回るより、
「少し良い部屋に泊まる」
「温泉にゆっくり入る」
「夕食を楽しむ」
「朝はゆっくり起きる」
という旅のほうが、結果的に満足度が高くなることがあります。
一休.comには、全国の温泉宿だけでなく、露天風呂付き客室、一人旅、大人の宿、平日限定、早割など、目的や旅行スタイルから宿を探せる特集があります。
一休限定プラン『タイムセール』随時実施中!「まだ旅行先が決まっていない」という方も、まずは秋冬に泊まってみたい宿を眺めてみてください。
写真を見て、
「ここ、いいな」
と思った宿が見つかれば、それが次の旅のきっかけになります。
2026年の秋冬。
大きな計画を立てなくてもいい。
夫婦で一泊でもいい。
一人で二泊でもいい。
「ちょっと行ってみようか」
その一言から、新しい旅は始まります。
次の休日を、いつもの日常で終わらせるのか。
それとも、
少しだけ場所を変えて、自分の時間を取り戻すのか。
40代からの旅は、観光地を制覇するためのものではありません。
これからの人生を、少しだけ楽しむための時間です。
秋冬の宿探しから、次の旅を始めてみてはいかがでしょうか。
▼ 2026年秋冬の宿泊先を探すなら、こちらから
※宿泊料金・空室・プラン内容は時期によって変動します。予約前に最新情報をご確認ください。

コメント